キャバリアーズに初優勝をもたらした、クラッチシューターのJR・スミスが退団へ

2018/11/21
NBA&海外
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JR・スミス

写真=Getty Images

チームは若返り路線に方針を転換

11月20日、キャバリアーズは、JR・スミスが今後チームと行動を共にしないことを発表した。キャブズとスミスは、トレード、または契約バイアウトに向けて話し合いを続けていると、『ESPN』が伝えている。

今夏レブロン・ジェームズがフリーエージェントになってレイカーズに移籍したキャブズだったが、スミス、ケビン・ラブら2016年の優勝メンバーと若手主体のチームでプレーオフを目指すと思われた。しかし、ラブがシーズン開幕後つま先の手術により長期離脱が確実となり、球団は若返りに方針を転換。16年の球団初優勝にチームを導いた指揮官のタロン・ルーを成績不振により解任し、若手に出場機会を与えるようになった。

スミスは、『The Athletic』とのインタビューで、チームがタンキング(ドラフト上位指名権を狙うため、意図的に試合に負けて下位に低迷させる行為)を行なっていると主張。「チームのゴールが勝利とは思えない。可能な限り勝つことが目標ではなくなっている。チームの目標は、選手を育てて、ロッタリー指名権(全体1〜14位)を得ること。それがチームのプランだったんだ」と語った。

現在2勝13敗のキャブズは、2017年にカイル・コーバーをホークスからトレードで獲得した際、2019年のドラフト1巡目指名権が全体10位以降になる場合、譲渡する約束を交換条件に加えた。再建に向け、次世代の有力選手を指名したいキャブズは、ドラフト・ロッタリーで上位指名権が得られる確率が高いリーグ下位でシーズンを終えようとするだろう。

となれば、スミスのようなベテランに出場機会を与えるはずもなく、試合に出てチームの勝利に貢献したい彼のようなベテランと交換するか、若手、あるいはドラフト指名権を獲得する方が、双方にとってメリットになる。スミスは今シーズン11試合(先発4試合)に出場し、平均20.2分で6.7得点、1.6リバウンド、1.9アシストを記録している。

現時点ではトレードになるか、もしくはバイアウトにより退団するかは分かっていないが、キャブズが若返りに向けて動き始めた。