ジェイソン・テイタム

故障を抱えながら出場のテイタム「欠場はオプションとして存在していない」

現地11月23日、マーベリックスと対戦したセルティックスはジェイソン・テイタムが37得点13リバウンド、ジェイレン・ブラウンが31得点と、2大エースの爆発により125-112で快勝した。これでマーベリックス戦の連敗を4で止めたセルティックスは14勝4敗で東カンファレンス首位をキープしている。

セルティックスは出だしから主導権を握ると、前半だけで23得点を挙げたテイタムを筆頭に、チーム全体で21本中11本成功と高確率で3ポイントシュートを沈め70-49と大きく突き放して試合を折り返す。後半に入ってもセルティックスの勢いは続き、第3クォーター序盤にはリードを27点にまで広げた。ここからマーベリックスも意地を見せ13-2のランで追い上げたが、目立った反撃はこの時間のみ。常に2桁以上のリードを維持したセルティックスが楽々と逃げ切った。

テイタムは右足首を捻挫しているため、試合開始前のインジュアリーレポートではクェスチョナブルと出場が危ぶまれていた。しかし、ブラウンはルカ・ドンチッチ率いる難敵との対戦でテイタムが欠場することはないと確信していたという。「彼はずっとプレーするつもりだった。誰とマッチアップするか分かっていたからね。彼に惑わされてはいけないよ」

テイタム本人もブラウンの推測は「ほぼ正しいよ」と言い、「僕は常に試合に出るため靴紐を結んでいる。欠場は本当にオプションとして存在していないんだ」と続けた。

完敗を喫したマーベリックスの中でドンチッチは42得点9アシスト8リバウンドとモンスターパフォーマンスを見せたが、「セルティックスはおそらくリーグでNo.1のチームで、リーグ最高のデュオがいる」と、テイタムとブラウンのコンビを称えた。「彼らの試合を見ていると、みんな彼らを分断させようとしているのが分かる。でも彼らは相性が抜群で、昨年にはファイナルにも進出した。2人ともに本当に偉大な選手だよ」

セルティックスは現地21日のブルズ戦に107-121で敗れ連勝が9でストップしたが、こうして今日の試合で危なげなく勝利と安定した強さを見せている。ドンチッチがリーグ最高と評するテイタムとブラウンのコンビが健在である限り、このまま順調に貯金を増やしていきそうだ。