ジョーダン・プール

ウォリアーズと4年1億4000万ドル(約200億円)の延長契約を結ぶ

ウォリアーズはジョーダン・プールと4年1億4000万ドル(約200億円)の延長契約を結んだ。新契約は来シーズンから有効となり、2027年まで保証される。

2019年ドラフト組のプールにとっては、開幕を前に願ってもない契約を得たことになる。契約発表の会見に応じた彼は、ドレイモンド・グリーンに殴打されて大騒動になった件についても初めてコメントしたが、それはもう過去の出来事で、「彼は謝罪し、プロとしての対応を見せてくれた。僕らはバスケットボールをやるよ」とコメントした。

続いて語ったのは、大好きなウォリアーズで今後もプレーできる喜びだ。「もちろん、契約が成立するのを切望していた。NBAを愛しているし、この素晴らしいチームのことも好きだ。優勝したチームを離れたくないのは当然だよね。仲間とまた一緒にいられることに興奮している。チームのためはもちろん、ファンのみんなのために一生懸命努力し続けるよ。それができる立場であり続けられることが、何よりの喜びだ」

2019年のNBAドラフト1巡目28位の彼は、最初の2シーズンで大きなインパクトを残せたわけではない。ウォリアーズは彼が加入する前の5シーズンすべてでNBAファイナルに進み、うち3回は優勝している『完成されたチーム』で、若手がそこで認められ、存在感を示すのは簡単ではない。それでも彼は3年目の昨シーズンに主力へと定着し、優勝に貢献した。

「優勝できたことで、新しい選手や若手を迎え、みんなが一緒になって世代交代できたと言えると思う。勝つために何をすべきか、若いうちから経験できたのは重要なことだ。このチームの若手はそれを知っているからこそ、勝ち続けるための努力ができると思う」

契約書にサインをする時の心境を「誇らしい気持ちで、笑っちゃダメだと思ったんだけど笑うのを止められなかった」と明かす。「人生の早い段階からずっと一生懸命にやってきた。それが報われたと感じたんだ」

プールはまだ23歳だが、大きな契約を得たことでウォリアーズを代表する存在の一人にならなければいけない、との自負がすでに生まれている。

「特別な感覚がある。自分がこのチームの将来だと言えるのは、とてつもなく大きなことだからね。これからはもっと一生懸命にやらなきゃいけないけど、僕自身がそうしたいと思っているんだ。何だってできると思っているし、やる気に満ちているよ」

「とにかく、これで頭がすっきりした状態でバスケに集中できる」とプールは言う。「NBAでまた優勝することに集中していく。素晴らしい選手が揃っているし、ロッカールームの雰囲気もいい。タイトルを守ってみせるよ」