クイン・スナイダー

現役ヘッドコーチとして3番目に長い任期

ジャズがクイン・スナイダーヘッドコーチの辞任を発表した。

スナイダーはジャズで8シーズン指揮を執り、通算372勝264敗(勝率58.5%)を記録。殿堂入りしているジェリー・スローンヘッドコーチ(1127勝)に次ぐ、フランチャイズ2位の勝利数を挙げた。また、8シーズンという期間は、スパーズのグレッグ・ポポビッチ、ヒートのエリック・スポールストラに次ぎ、ウォリアーズのスティーブ・カーと並んで現役ヘッドコーチとして3番目に長い任期となった。

ジャズのオーナーと経営陣は数週間に渡り話し合いを続け、契約延長の提案もしたが、スナイダーの決意は揺るがなかった。スナイダーは「彼らが進化し続けるためには新しい声が必要だと強く感じました。それだけです。哲学的な違いも、他の理由もありません。8年を経て、私はただ前に進む時が来たと感じています」との声明を発表している。

スナイダーは25勝57敗と大きく負け越した2013-14シーズンの翌年から指揮を執り、3年目の2015-16シーズンに51勝31敗を挙げてプレーオフに初めて進出した。それ以降、6シーズン連続でプレーオフに出場するなど、チームを西の強豪へと復活させた。

オーナーのライアン・スミスは「クイン・スナイダーはこの8年間、ジャズ・バスケットボールのあるべき姿を体現してきました。私はクインを賞賛し、彼の決断を尊重するだけです」との声明を発表している。