ジミー・バトラー

48分フル出場のバトラー「もっと良いプレーをすべきだった」

ヒートのジミー・バトラーは、現地5月29日に行われたセルティックスとのプレーオフ東カンファレンスファイナル第7戦に48分間フル出場し、35得点9リバウンドを記録した。

立ち上がりから追いかける展開が続いたヒートだったが、バトラーを筆頭に奮闘し、最大17点ビハインドから、最終クォーターには2点差にまで追い詰めた。しかし、あと一歩及ばず、ヒートは96-100で敗れ、NBAファイナル進出を逃した。

ホームでの第7戦を落とし、シーズン終了となったバトラーは、「一緒に戦った仲間に感謝している」と試合後の会見で語った。「フル出場になるとは思っていなかった。ただ、どの瞬間も、もっと良いプレーをすべきだったと感じていた。試合に勝つためにもっと良いプレーができたかもしれない。今となってはどうにもできないけど、一緒に戦った仲間に感謝している」

第4クォーター終盤の猛攻で2点差(96-98)に迫ったヒートだったが、バトラーが残り16秒で逆転を狙って放った3ポイントシュートはリングに嫌われ、試合をひっくり返すことはできなかった。それでも、バトラーは最後のシュートについて「打てて良かった。勝つために打った。チームメートも納得してくれているし、僕も結果を受け入れている」と語った。

このシリーズの総括を求められたバトラーは「勝つために十分なプレーができなかった。自分の仕事ができなかった」と答えた。「何度も言ってきたけど、スタッツなんて何の意味もない。セルティックスは、このシリーズでやるべきことをやった。もっと成長しないといけないことを学んだよ。レベルアップしてみせる。この夏にチームのみんなと練習して、今まで以上の形でカムバックする」

そしてバトラーは、カンファレンスファイナルMVPに輝いたセルティックスのジェイソン・テイタムを「スーパースター」と称えた。「彼はあらゆることをこなせる選手だ。シュート、ピック&ロールでのプレー、パス、トランジション。スーパースターさ。その資格がある選手だよ。セルティックスにこそ勝利が相応しい。次のラウンドでの成功を願っている。テイタムは本当に素晴らしい選手。それは間違いない」