前節のしんたろう予想を答え合わせ!
第28節は千葉ジェッツvs茨城ロボッツに注目した。注目ポイントは、3PT試投割合(3PTで終わる攻撃の割合)がリーグ5位、決定率がリーグ3位と3PTで得点を稼ぐ千葉と、相手に3PTを打たれる割合がリーグ3位と高く、3PTを打たせる茨城の関係性。
数字の上では千葉の戦略が噛み合っており、クリストファー・スミスや富樫勇樹はもちろん、特に佐藤卓磨の活躍を予想した。対する茨城は、フリースローを奪われてしまうという千葉の弱点を狙うためエリック・ジェイコブセン、チェハーレス・タプスコット、平尾充庸の活躍を予想した。
では、結果を見てみよう。富樫こそ2試合合計で3PTは16本中3本の成功(18%)と振るわなかったが、スミスは3PT5本を決定率50%で決め42得点を記録した。推していた佐藤も3PT5本を決定率50%で決め20得点とシーズン平均を大きく上回る大活躍で予想が的中。
茨城は両日通算でジェイコブセンがFT13本を決定率81%で決めて32PTS、タプスコットも7本を決定率77%で決めて27PTS。特にGAME2ではそれぞれ8本(合わせて16本)のFTを獲得し、5点差の接戦へ持ち込む要因となった。平尾こそFTの獲得が0本で外れてしまったが、先述の2選手はシーズン平均を上回る活躍を見せ、概ね的中したと言えるだろう。
今週の注目はケガ、プレータイムの増加が見込まれる選手は?
選手のケガは、どのチームのブースターであっても悲しい出来事であり、私にとっても最も聞きたくないニュースである。しかし、ファンタジースポーツの上では見逃せない重要な要素の一つであることは間違いない。4月6日、大阪エヴェッサvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦では大阪のエースであるディージェイ・ニュービルがルーズボールの交錯で左膝を強打し、起き上がることができず担架で運ばれるシーンがあった。公式のリリースはまだ無いが、これまでの疲労も考え、軽症であっても次節は欠場する可能性が高い。そう考えると、好調の木下誠のプレータイム増加が見込まれ、次節の対戦相手である滋賀レイクスターズでは、ニュービルに守られることが予想されていたキーファ・ラベナのスタッツ上昇が見込まれる。
さらに三遠ネオフェニックスvs富山グラウジーズも注目だ。ロバート・カーターをケガで欠く三遠は、富山のジョシュア・スミスを守る手段が限られるため、シンプルにスミスの獲得も良い選択肢であるし、今節のようにスミスにDFを引き付ける戦略を採用した場合、相方のブライス・ジョンソンを獲得しても良いであろう。そして忘れてはならないのが、三遠の日本人ビッグマン太田敦也の存在である。この緊急事態に、恐らくスターター起用ないしは、プレータイムの増加が見込まれる。試合中止になるチームのセンターを抱えている場合には、獲得してみても良いだろう。
私が今シーズン最も推している太田の活躍に期待して次節を待ちたいと思う。(推している理由については、関連記事『B.LEAGUE#LIVE2021』ダブドリリーグが開幕、三遠ネオフェニックスの太田敦也は自分ではなくギャビン・エドワーズを1位指名!https://basket-count.com/article/detail/106774をご一読頂きたい)