「課題を心に刻み、お互いに責任を持ってプレーした」
NBAプレーオフのファーストラウンド、レイカーズはティンバーウルブズとの第2戦を94-85と堅守によって快勝。これでシリーズ1勝1敗としている。
レイカーズは第1クォーターでいきなり相手のフィールドゴールを18本中5本成功に抑え込み、34-15のビッグクォーターを作り出し、そのまま最後までリードを保つ危なげない勝利だった。
95-117と完敗した第1戦からの見事なカムバックに、レブロン・ジェームズは、「第1戦で上手くいかなかった多くを見直した。僕たちはこの課題を心に刻み、お互いに責任を持ってプレーしたことで良い結果を残せた」と振り返る。
振り返れば第1戦の敗戦後、レイカーズのJJ・レディックヘッドコーチは、「我々は精神面の準備はできていたが、フィジカル面はそうではなかった。相手が推進力を持ってフィジカルにプレーしてきた時に対応できなかった」と敗因を語っていた。
第2戦ではこの反省を生かし、試合を通して強度の高いプレーを見せた。レディックも「今夜の我々はとてもフィジカルだった。プレーオフではレギュラーシーズンと違うレベルの強度が求められる」と語る。
この試合を落とし、ホームで連敗スタートとなったらシリーズ敗退の危機となる。そんな正念場でレディックもいつも以上に気合い満点だった。第3クォーターのタイムアウトでは、怒りを露わにし、放送禁止用語を発していた。
あの場面についてレディックは、「やりたいことではない」と前置きしつつ、チームに喝を入れるための行動だったと明かす。「気分の良いものではない。ただ今夜は緊急モードへとスイッチを切り替えたかった」
第3戦から舞台はティンバーウルブズのホームへと舞台を移す。試合の鍵は、ティンバーウルブズがレイカーズの守備に対応できるか。アンソニー・エドワーズは「彼らの守り方は、僕がボールを持つとゾーンディフェンスになる。そして僕が、ゾーンで生まれたギャップを突くと3人で止めに来た。僕が少しプレーの判断を早くすれば大丈夫だ」と巻き返しに自信を見せる。
次戦でどちらがより良い準備をして、主導権を握ることができるのか。プレーオフならではのアジャストのやり合いが楽しみだ。