「彼の何が素晴らしいかと言うと、チームメートを信頼しているところだ」
現地1月13日、ペリカンズはクリッパーズと対戦して、113-89で勝利した。
ペリカンズはヨナス・バランチュナスのインサイドプレーや3ポイントシュート、ブランドン・イングラムのバスケット・カウントなどで次々と得点し、最初の約4分間を13-2と圧倒した。その後もシュートタッチに苦しむクリッパーズに対して、ペリカンズは全員で得点を重ね第1クォーターを28-15で終えた。
試合を通じてイングラムが24得点5リバウンド6アシスト、バランチュナスが18得点16リバウンドを記録し、他の先発メンバー3人も2桁得点を挙げるバランスの良さを見せたペリカンズは、第2クォーター以降も20点前後のリードを保って勝利した。
試合後、ペリカンズ指揮官のウィリー・グリーンは「BI(イングラム)はすごく高いレベルでプレーしている。彼は自分のスポットを見つけて生かすことができる」とイングラムを称えた。「彼の何が素晴らしいかと言うと、チームメートを信頼しているところだ。だからこそ、オフェンス面でできることが無限に広がる」
こう語ったグリーンは、チームで23本を記録したアシストについて「これは私たちが望んでいることだ。これからもお互いを信頼しあってほしい。全員がゲームに絡んでいると、相手は守るのが難しい」とコメントしている。
また、14得点6リバウンド3スティールを挙げたルーキーのハーブ・ジョーンズが「僕たちは超攻撃的なディフェンスができた。このまま一貫性を保てば勝ち続けることができると思う」と語ったように、ペリカンズは自分たちのターンオーバーは6に抑えつつ、クリッパーズからは15ターンオーバーを誘発して、そこから23得点を奪った。
一方、敗れたクリッパーズは指揮官タロン・ルーが「遅く見えた」と言うように、先発5人の最高得点はマーカス・モリスの12得点で、他4人は6点未満に留まった。ルーは言う。「今日は老けて見えた。私たちはショットを打たなかったし、ゲームから逃げてしまった」
今シーズンは開幕から欠場しているカワイ・レナードに続いて、もう一人のエース、ポール・ジョージも肘のケガのため欠場が続いている。ジョージが欠場して以降のクリッパーズは4勝7敗と大きく負け越し、シーズン戦績も黒星が先行し始めて現在21勝22敗となっている。
この試合でベンチから出場してチームハイの15得点を記録したテレンス・マンはジョージ不在について「僕たちはそのことを理解しようとしている」と触れ、こう試合を振り返った。「ペリカンズは早い段階でリードを奪って、僕たちを穴の中に落とすような感じだった。今日のゲームのように相手にチーム全体で一度でも自信を持たれてしまうと、そこからカムバックするのは難しい。この試合から必ず何かを学んで、次の試合に生かしたい」