キャメロン・リドリー&コナー・ラマート(広島ドラゴンフライズ)「地球の裏側で、バスケットボールと友情は続く」vol.1

キャメロン・リドリー&コナー・ラマート(広島ドラゴンフライズ)「地球の裏側で、バスケットボールと友情は続く」vol.1

2016/10/14

文=岩野健次郎 写真=高村初美、Getty Images

記念すべきBリーグ開幕のシーズン、2部で優勝しての昇格を目指す広島ドラゴンフライズは、キャメロン・リドリー、コナー・ラマート、そしてダニエル・ディロンを獲得した。このうちキャメロンとコナーは、大学時代のチームメートであり、親友でもある。

2人は、NBAオールスターのケビン・デュラント(ウォリアーズ)を始め、数多くのNBA選手を輩出してきたNCAA強豪校のテキサス大学でプレーし、全米の注目を集めていた。NBAドラフトで指名を受けたり、ヨーロッパのリーグに行く可能性も十分にあったのだが、2人はアメリカから遠く離れた日本でプレーすることに。大学のチームメートから、広島ドラゴンフライズのチームメートへ──奇妙な運命を持つ2人に話を聞いた。

PROFILE キャメロン・リドリー(Cameron RIDLEY)
1993年10月27日生まれ、アメリカ・ノースカロライナ州出身のセンター。206cm129kgでウイングスパンは約230cmを誇る。テキサス州フォートベンド・ブッシュ高校にてプレーし、高校3年次にはマクドナルド・オールアメリカンに選出される。高校選手ランキングで全米8位に選ばれ、全米中の熾烈なリクルート合戦の末、テキサス大学に進学した。2016年のNBAドラフト候補としてNBAチームからも熱い視線を注がれた。愛称は「キャム」、「ビッグ・チーズ」。
PROFILE コナー・ラマート(Connor LAMMERT)
1994年8月31日生まれ、アメリカ・フロリダ州出身のフォワード。206cm107kg。テキサス州サンアントニオ・チャーチル高校を卒業後、キャメロンと同じ名門テキサス大学へ進学。高身長ながらもファンダメンタルに長け、勝負どころで3ポイントシュートを決める「クラッチシューター」として名を馳せた。インサイドでの巧みなディフェンスにも定評がある。テキサス大学のキャプテンとしてチームメートそしてスタッフからも絶大な信頼を寄せられていた。

キャム「一緒にプレーするとは想像もしていなかった」

──君たちは高校時代から同じテキサス州の高校でプレーしていたけど、対戦したことはあった?

コナー 高校時代から何回か対戦していたよ。キャムはその当時すでにものすごく有名なセンターだったから、対戦前から知っていた。その時は個人的に知り合いというわけじゃなかったけどね。ちなみに試合には負けた(笑)。

キャム コナーもテキサスでは有名だったのでもちろん知っていたよ。試合には全部勝ったけどね(笑)。まさかテキサス大学で一緒にプレーするようになるとは、当時は想像もしていなかった。

──テキサス大学はNCAAでも強豪と見なされる名門だよね。

キャム 他の大学からもいくつかオファーがあったけど、高校2年生の時に地元のテキサス大学に行くことを決めた。NBAに行くのが夢だったし、テキサス大学はケビン・デュラントを始め、たくさんのNBAプレーヤーを輩出していたから、地元の強豪校でプレーできることになったのは本当にうれしかった。

コナー 僕が進学を決めたのは高校3年の時だ。僕も同じように、名門テキサス大学でプレーすることになって興奮したよ。それに、地元の大学に通えば家族にもいつだって会えるから、簡単な選択だった。

コナー「一緒に戦うことには不思議な縁を感じている」

──互いの第一印象を覚えている?

コナー キャムは見かけがイカツいから、最初に会った時は「嫌なヤツなんだろうな」って思ったよ(笑)。だけど、話してみるとまるで逆で、びっくりするぐらい物静かで性格も優しく、良い人間というのがすぐ分かった。大きなガタイとは反対で、とにかく声が小さい(笑)。

キャム コナーはすごく人懐こくって、すぐに良い奴だって分かった。コート上でもリーダーシップがあって信頼できるヤツだったし、仲良くなるのに時間は全然かからなかった。チームメートみんなから尊敬されていたからね、コナーは。僕らはあまりヤンチャなタイプじゃなかったから、外で派手に遊ぶことはなかったけど、コート外でもよく食事に行ったり、一緒に時間を過ごしたことが多かった。

──特に印象深い大学時代の思い出は?

コナー 名門中の名門、ノースカロライナ大との対戦かな。特にどの試合ということではなく、伝統あるノースカロライナ大との対戦はすべてが特別な思い入れがあった。何と言っても相手はNBAクラスの選手ばかりだから。去年はブザービーターで勝ったから、本当にうれしかったよ。

キャム そうだね。ノースカロライナ大戦はいつだって燃えた(笑)。ノースカロライナ大戦もそうだけど、2014年のNCAAトーナメントでアリゾナ州大にブザービーターで勝った試合はよく覚えている。最後のチャンスでうまくオフェンスリバウンドを取ることができて、必死でリングにねじこんだよ。最高に盛り上がった瞬間だった。Youtubeでまだ見れるから、みんなチェックしてみて(笑)。

コナー キャムとは1年生のときから、チームメートとしてずっとコートの中で一緒に戦ってきたから、良い時も悪い時も含めてともに時間を過ごせたのは僕の財産だと思っているんだ。ここ広島で、そのキャムと一緒に戦うことには不思議な縁を感じているよ。

キャメロン・リドリー&コナー・ラマートvol.2

RECOMMEND