バスケットボールのニュースを分かりやすく伝えることをコンセプトにしている『トークルーム』。今回はワールドカップ2023予選、中国戦で見えた男子日本代表の収穫と課題について語っています。

国内組だけで戦わなければならず、帰化選手や有力な国内組の数選手を招集できないこともあり、結果的に日本は初戦が16点差、第2戦が33点差での連敗となりました。それでも、少なからず収穫はあり、今回は新たなスタイルの確立と新メンバーの台頭に注目しました。

結果的に確率は低調でしたが、女子と同様に3ポイントシュートを多投するスタイルが明確に見えたことはポジティブな要素だったと思います。ディープ2ポイントを打たず、1対1から3ポイントシュートを打つ姿勢は狙い通りだったのではないでしょうか。

代表初選出の選手が多い中、彼らが持ち味を生かしたこともプラス材料でしょう。齋藤選手はドライブからのチャンスメーク力を発揮し、寺嶋選手はスコアリングガードとしての片鱗を見せました。また、西田選手は最も3ポイントシュート成功率が高く、ドライブから多くのフリースローも獲得し、ディフェンスでもフィジカル負けせずにファイトしていてMVPに値するパフォーマンスだったと思います。