マルク・ガソル

母国スペイン、古巣のジローナで再スタート

昨シーズンにレイカーズに在籍し、9月にグリズリーズへ放出されてから無所属となっていた36歳のマルク・ガソルが、母国スペインのバスケット・ジローナに復帰することが決まった。

スペイン出身、211cm116kgのマルクは2004年にFCバルセロナへ入団し、2008年にグリズリーズでNBAデビューを果たした。グリズリーズで10シーズンを過ごし、2018-19シーズン途中にラプターズへ移籍し、自身初のNBA制覇を成し遂げた。

マルクはNBAで891試合に出場し平均14.0得点、7.4リバウンド、3.4アシスト、1.4ブロックを記録。3度のオールスター出場、2013年には最優秀守備選手賞を受賞した。年齢的な衰えはあっても、『ストレッチ5』としての存在感は高く、古巣であるFCバルセロナへの復帰説も囁かれていたが、自身がオーナー兼球団社長を務めるジローナへの復帰を決断した。

東京オリンピックにも出場し、準々決勝でアメリカに敗れた後、「若い選手が活躍しないといけない。そして、彼らが活躍するためには、年長者が邪魔にならないようにしないといけないね」と、代表からの引退を発表していた。

兄であり、スペインバスケ界のレジェンドであるパウ・ガソルは先月に41歳で引退を決断した。マルクが再びコートでプレー可能性があることは、オールドファンにとって胸が熱くなるはずだ。