ジュリアス・ランドル

「今シーズンはロードでの戦績を改善したい」

現地5日、連敗中だったニックスがバックスと対戦した。昨シーズンの優勝チームとのアウェーゲーム、第1クォーターを終えて19-38と大量ビハインドを背負い3連敗濃厚かと思われたが、第2クォーターから持ち直して猛追し、113-98の逆転勝利を収めた。

第1クォーターに38失点と出鼻を挫かれたニックスだったが、第3、第4クォーターで失点をわずか35に抑えた。32得点12リバウンド4アシストのジュリアス・ランドルは「ディフェンディングチャンピオンを相手に勝てたのだから、この勝利はとても大きい」と、試合後のインタビューで語った。

「昨シーズンのチームはホームで強かった。今シーズンはロードでの戦績を改善したいと全員で話しているんだ。チャンピオンのホームで、しかも今日のような形で勝てたのだから、チームの気概を証明できた。これからも同じようにプレーしていきたい」

ベテランのデリック・ローズは、試合後の会見で「第1クォーターが終わったところで、チームの全員と『自分たちのプレーを続けよう』と話した」と、逆転勝利に繋がった要因を挙げた。「NBAでは、毎試合の展開が異なる。20点差から10点差、そして5点差に縮めることができて、勝てる可能性が生まれた」

ニックスのセカンドユニットを牽引するローズは、この日もベンチから出て23得点8リバウンド4アシストを記録した。セカンドユニットでのプレーについて聞かれた彼は「大事なのはリバウンドとディフェンス。ウチは誰がコートに立っていようと優れた選手が揃っているから、相手にとっては守りにくいと思う」と答えた。

「自分の仕事は、できる限りボールをプッシュすること。対戦相手のコミュニケーションが追いつかないくらいプッシュするんだ。それができると楽に点を取ることができる」

今シーズンのニックスは、敵地で4勝1敗という戦績を残している。昨シーズンは16勝20敗だったロードでの戦績をこの調子で改善できれば、東カンファレンス上位争いに加われるはずだ。