バランチュナス「彼は僕たちにとって大きなピースだから、彼が必要なんだ」
ペリカンズは開幕から7試合を終えて1勝6敗で、西カンファレンスの最下位に沈んでいる。
この不調にはエースのザイオン・ウイリアムソンがケガで離脱している影響が大きい。ザイオンはNBA2年目の昨シーズンに平均27.0得点、7.2リバウンド、3.7アシスト、フィールドゴール成功率61.1%とモンスター級のスタッツを残した。しかし、オフシーズン中に右足を骨折して手術を受けたため、プレシーズンも全休して治療に励んでいた。
ザイオンはシーズン始動の会見で「最初の公式戦には復帰できると思う」と語っていたが、開幕して約2週間になるがいまだに復帰していない。そして現地11月1日、指揮官のウィリー・グリーンはザイオンについて欠場がまだ続くことを明かした。
グリーンは「彼はよく動いているし、走ってもいる。どんどん復帰に近づいてきているよ。ただ、こういうケガには慎重に対応したい」と語り、今はまだ対人トレーニングはできていないとコメントした。ザイオンは2、3週間後に再び検査を受けて、その結果次第で最終段階である5対5のトレーニングに進めるかどうかを判断することもグリーンは明かした。
当初の予定よりも復帰が遅れているが、これからの遠征ではチームに帯同する予定だという。センターのヨナス・バランチュナスは「彼が戻ってきたら僕たちのチームはまた違った表情を見せると思う。彼は僕たちにとって大きなピースだから、彼が必要なんだよ」とエースの復帰を心待ちにしている。
ザイオンの復帰が待ち遠しいペリカンズだが、もう一人のエース、ブランドン・イングラムも右股関節の痛みのため現地30日のニックス戦を欠場し、次のサンズ戦に出場できるかはまだ分かっていない。ザイオンのケガが長引き、イングラムも欠場となるなど、ペリカンズは今後も苦戦が強いられそうだ。