「キャリア17年目に、こんな環境でやれるのは本当にありがたい」
昨シーズンのプレーオフファーストラウンドの再戦として注目されたサンズvsレイカーズ。この試合で主役を演じたのは、サンズの司令塔、クリス・ポールだった。23得点14アシスト5リバウンドを記録し、115-105での勝利に貢献したポールは、通算2万得点、1万アシストに到達したNBA史上初の選手となった。
昨シーズンからサンズでプレーするポールは、今年のオフに球団と大型契約を結んだ。昨シーズンのファイナリストになったことで他チームよりオフが短かったものの、ポールは今シーズンもサンズのリーダーとして、プレーと言葉でチームを牽引している。この日は第1クォーターこそ無得点だったが、第2クォーター開始からわずか5分の間に11得点を記録し、チームに勢いを与えた。
試合後のインタビューで、第2クォーターの活躍について聞かれたポールは、今シーズンからサンズのアシスタントコーチに就任したジャレット・ジャックからのアドバイスに耳を傾けたことを明かした。
「ウチのアシスタントコーチにジャレット・ジャックがいる。彼とは一緒に育ったようなものだし、同じチームでプレーしたことも対戦相手だった経験もある。その彼から『もっと積極的にやれ』と言うから、それに従ってみたんだ」
ポールは、チームメートの姿勢を称賛し「ウチにはプロが揃っている。このチームのロッカールームは、17年プレーしてきた自分の中でもお気に入りなんだ」と話した。
「優れたリーダー、コーチも揃っている。とても楽しくやれているんだ。キャリア17年目にして、こんな環境でやれるのは本当にありがたい。ウチのようなグループはいない。楽しくやるべきだし、とても楽しくやらせてもらっているよ」