パウ・ガソル

写真=Getty Images

コンディションに問題がなければ、という条件付き

スペイン代表として数々の功績を残してきたパウ・ガソルは、38歳になった今も代表でのプレーを希望している。

先日発売された自伝の発表イベントに出席したガソルは、来年の夏に中国で開催されるFIBAワールドカップに出場する可能性について、スペインのメディア『El Dia』に次のように語った。

「まずNBAのレギュラーシーズンを良い形で終えて、身体が良い状態かどうかを見極める。来年には39歳になるからね。今後も代表でプレーしたい。東京で開催されるオリンピック出場権を得る力になりたい。コンディションさえ問題なければ、僕はワールドカップに出場したい」

ガソルは2006年のFIBA世界選手権優勝、2009年と2011年のユーロバスケット優勝、2008年と2012年のオリンピック銀メダル獲得に貢献したスペイン代表のレジェンドだ。レイカーズ時代にNBA優勝2回を成し遂げたガソルは、現在所属するスパーズでも先発として活躍している。9月から再開されるワールドカップヨーロッパ2次予選メンバーには招集されなかったものの、百戦錬磨のガソルの経験は、スペインにとって大きな力になるはずだ。

来年39歳になることを考えれば、ワールドカップを最後に代表引退の可能性もある。まずは、大きなケガをせずにNBAの2018-19シーズンを乗り越えることが先決だが、ガソルはスペインに東京五輪出場権をもたらした上で、国際大会から退くつもりなのかもしれない。