ピストンズ時代の恩師、ブラウンとも再会
ピストンズでNBA優勝経験を持つラシード・ウォーレスがメンフィス大学のアシスタントコーチに就任すると『The Athletic』が報じた。
ノースカロライナ大出身のウォーレスは1995年にドラフト4位でワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)から指名され、NBAキャリアをスタートさせた。1年目から平均10.1得点、4.7リバウンドを記録し、オールルーキーセカンドチームに選ばれ、翌シーズンに移籍したトレイルブレイザーズで長く主力を担った。
2003-04シーズン途中に移籍したピストンズでNBA優勝を果たすと、翌シーズンもNBAファイナルに進出するなど、リーグ屈指の強豪チームとなったピストンズに欠かせない存在となった。
審判のジャッジに不満を表すことが多く、テクニカルファウルを多発する選手として有名だったが、高身長のパワーフォワードながら3ポイントシュートまで打てる『ストレッチ4』の先駆け的な存在であり、ディフェンス能力も高いオールラウンダーとして14年間活躍した。
ウォーレスは2010年にセルティックスで引退した後、2013年に古巣ピストンズでアシスタントコーチを1シーズン務めた。その後、高校のヘッドコーチも経験し、この度大学の指導者となった。メンフィス大はマジックのレジェンド、ペニー・ハーダウェイが指揮を執るチーム。また、ウォーレスがピストンズで優勝した際にヘッドコーチを務めたラリー・ブラウンも同大のアシスタントコーチに就任している。
豪華なコーチ陣となったメンフィス大、そしてウォーレスの手腕に期待したい。