3x3男子日本代表

保岡の5連続得点で抜け出し、富永の2ポイントシュートで幕

東京オリンピック5日目の3人制バスケ『3×3』は予選ラウンド最終日を迎えた。3×3男子日本代表はここまで1勝5敗で最下位。予選突破には勝利が絶対条件で、なおかつ18点以上スコアし2点差以上での勝利という厳しい状況で中国との最終戦を迎えた。

開始1分で3つのファウルを獲得するも、その後は日本もファウルがかさみ、チームファウルの優位性を活用しきれない。中国には210cmのセンターがおり、その圧倒的な高さでゴール下を支配された。

それでも、アイラ・ブラウンがスピードのミスマッチを生かしてセンターを外に釣り出し、ドライブを警戒する相手の裏をかいて2ポイントシュートを沈める。また、富永啓生も2ポイントシュートで続いた。

ハイペースな点の取り合いとなり、18点以上というノルマはクリアできそうな展開となったが、負けられない中国に高確率でミドルシュートを決められ突き放せない。

一進一退の攻防が続いたが、中盤に保岡龍斗の気迫溢れるプレーから日本が主導権を握る。保岡は2ポイントシュートを沈め、強気なドライビングレイアプも決めきり、さらにファウルを受けながらタフなミドルシュートを成功させた。この5連続得点で4点リードを奪うと、2ポイントシュートを警戒する相手を出し抜き、富永がドライブで確実に加点した。そして、19-16で迎えた日本のポゼッション、富永がスクリーンプレーからマークをはがしてセンターとのマッチアップを作ると、ステップバックして迷いなく2ポイントシュートを放つ。これがネットを揺らし、21-16のノックアウト勝利を収めた。

日本は18点以上スコアし2点差以上で勝利するという厳しい条件を見事にクリアし、逆転で予選リーグを突破。本日21時から準々決勝でベルギーと対戦する。