ケビン・デュラント

スランプのハリス「自信を持ってシュートを打つしかない」

東カンファレンスセミファイナルでバックスと対戦しているネッツは、現地17日に敵地で行われた第6戦に89-104で敗れた。

第5戦で49得点の大活躍だったケビン・デュラントは、この日も32得点11リバウンドと高いパフォーマンスを見せたが、他に2桁得点を記録したのはハムストリングの負傷を抱えたジェームズ・ハーデン(16得点7アシスト)とブレイク・グリフィン(12得点6リバウンド)のみで、ネッツ自慢のオフェンスは機能しなかった。

デュラントは、第5戦と同様のプレーを狙っていたかという質問に「そんなことをするつもりはなかったし、ヒーローになろうと思ってプレーしているわけではない。自分1人だけでは勝てない」と答えた。

ハーデンについても、デュラントは「動きは良くなっているけど、とてもタフなケガを抱えた状態で難しいと思う。今の彼に過度に期待するわけにはいかない」と語った。

得意の3ポイントシュートを決めてデュラントやハーデンらを援護したいジョー・ハリスだったが、この日もバックスの守備の前に4本中1本しか3ポイントシュートを成功させられず、第3戦から続くスランプを抜け出せずにいる。ハリスは「レギュラーシーズン終盤には、もっと酷いスランプを経験した。大事な時期に調子が良くない状態になっているけど、アグレッシブにプレーするしかない。自信を持ってシュートを打つしかない」と語った。

ホームでの第7戦については「ホームコートで試合ができるのは恵まれている。バークレイズ・センターでは、ものすごいエネルギーが感じられるし、信じられないくらい素晴らしいファンも観に来てくれる」とコメントしている。

ハリスの復調を信じているハーデンは「彼と話をするたびに、自信を与えられればと思っている。昨日の練習の時にも、彼には『お前は世界最高のシューターだよ』と伝えた」と明かした。

「ジョーには、ウチの他の選手と同様に、とびきりの自信を持ってプレーしてもらいたい。ウチには選手それぞれの役割がある。だから、シューターがシュートを打てば、自分たちはすべて決まると思っているよ。だから自信を持ってプレーすることが大事。それが、チームの助けになる」

シリーズの勝敗をかけて争われる第7戦は、現地19日にブルックリンで行われる。