相手の粘りに苦しむも、3連勝でグループリーグ突破
3人制バスケットボール『3×3』の東京オリンピック出場権を懸けた予選(OQT)は大会3日目、今日は女子の日本代表がウクライナ、タイと対戦する。
今日の第1試合となったウクライナ戦、高さのある相手に対し、試合開始から馬瓜ステファニーがオフェンスリバウンド奪取にブロックショット、バスケット・カウントとハッスルプレーを連発して日本に流れを引き寄せる。ここに山本麻衣の2点シュートも決まったことで、4-0とスタートダッシュに成功した。
日本は2日前のオーストラリア戦以上に選手もボールも動き、運動量でウクライナの選手を振り回していく。高さでシンプルに失点することはあっても、リスタートでボールを戻すところから激しくプレッシャーを掛け、相手のターンオーバーを誘うディフェンスが機能した。
残り4分を切ったところで、ウクライナのチームファウルが7に到達。日本のクイックネスに振り回されたウクライナはすでにガス欠で、ここから日本の一方的な展開になるかと思われたが、オリンピック出場を懸けた大会はそれほど甘くなかった。ウクライナは2点シュートを連発して、外れても単純な高さ勝負に持ち込んでオフェンスリバウンドを奪い、粘りに粘る。ここで日本は相手の勢いに飲み込まれてしまい、残り1分45秒で17-17と同点に追い付かれた。
この頃には日本も疲れが見え始めて苦しい状況。それでも、西岡里紗がフリースローで得点を繋ぐと、篠崎澪がミドルジャンパーをねじ込んでリードを広げ、その直後に鋭いフットワークで相手に食らい付いてオフェンスファウルを誘発する大仕事をやってのける。こうして20-17と、苦しみながらも逃げ切って3連勝。グループリーグ突破を決めた。