バスケットボール自体がフレッシュに生まれ変わる
2週間後に開幕するBリーグと、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)がパートナーシップ契約を発表。その流れで、公式アンセムと開幕戦テーマソングをプロデュースすることになったPKCZ®。「全員が子供の頃からバスケをやっていたりNBAを見ていたりと、バスケには思いがあります」と言うDJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAの3人に、今度はバスケットボールへの情熱を語ってもらった。
──皆さんかなりのバスケ好きと聞いています。プレーする側か見る側か、どちらですか?
DJ MAKIDAI バスケットボールをやったのは学校で習ったぐらいですが、NBAは見ていました。派手なダンクだったり、スピードの速さ、逆転劇だったり、すごく面白いスポーツだと感じていて。それこそオリンピック(1992年バルセロナ大会)のドリームチームでマイケル・ジョーダンを見たり。華のある選手、華のあるスポーツということで魅了されました。
VERBAL ドリームチームは僕も印象に残っています。ジョーダンとかデニス・ロッドマンのような、試合を盛り上げてくれる個性豊かな選手をすごく見ていました。みんなシカゴ・ブルズやデトロイト・ピストンズが好きな中、僕はシアトル・スーパーソニックスのファンでした(笑)。当時はあまりスポーツグッズもない時代でしたが、渋谷のワールドスポーツプラザへ行ってグッズを買って。全然強くないチームでしたけど応援していました。あとはNBAの選手カードにもハマりましたね。
DJ DARUMA 僕は中学校の時にバスケ部で、背が高かったのでセンターでした。不純なんですけど、「バッシュを履きたい」という動機でバスケを始めたんです(笑)。ファッション的な側面、おしゃれだなと思う部分ですね。それが今、Bリーグになって、デザインやファッションでますます多くの人を魅了できるんじゃないかと。
──開幕戦ではLEDコート上でパフォーマンスします。実際にLEDコートのデモを体験してみて、どのような感想を持ちましたか?
DJ MAKIDAI 踊る時はそれに合わせたLEDの演出にしていただいたので、決してやりづらくはなかったです。むしろテンションが上がります。今まで立ったことのないステージで自分ができるというのは、すごくテンションが上がることだと感じました。それは選手の皆さんも同じだろうと想像します。
DJ DARUMA ゲームの世界に入り込んだような錯覚を起こしますね。とにかく、すごく新しいものだと思います。会場のお客さんの視点から見ると、今までにないエンタテインメント性があって、バスケットボールというスポーツ自体がフレッシュに生まれ変わるんじゃないかな、という楽しみがあります。
VERBAL マイケル・ジョーダンが出演した『スペース・ジャム』を思い出しました。人とアニメーションがコラボレーションした映画だったんですが、今回はその進化版と言うか、生の選手とLEDがコラボレーションして、それが試合になってエンタテインメント性が増す。すごい時代が来ていると感じます。
DJ MAKIDAI 自分が選手で、入場する時にこのLEDコートで紹介されたらうれしいだろうと思います。3ポイントシュートが入った時の表示も見たのですが、盛り上がりが立体的に見えて、分かりやすくスタイリッシュに表現されているので、これは新しいスポーツの見せ方ですね。普通にここで一回バスケしてみたいです(笑)。
──いよいよBリーグ開幕が近付いてきましたが、新しいバスケットボールリーグにどんな期待を持っていますか?
VERBAL 僕は中学や高校の時からバスケをやっていて、当時からNBAをフォローしていた身ですので、こういった開幕戦に楽曲制作とパフォーマンスでかかわることができて本当に光栄でワクワクしています。子供の頃、こんなことをやらせていただけるなんて思いもしなかったので。
DJ DARUMA ファンの皆さんも期待が高まって開幕を迎えると思うので、僕が言うのもおこがましいのですが頑張っていただいて、僕らもその頑張りを見て楽しませていただきます。気持ちを込めて開幕戦でパフォーマンスするので、よろしくお願いします。
DJ MAKIDAI 今回PKCZ®として携わることが光栄です。僕らはパフォーマンスで選手の皆さんと会場のテンションを挙げられるよう頑張ります。バスケットボールの選手たちの一生懸命な姿は感動を生むし、伝わるものがあると信じています。それを僕らは音楽で精一杯応援させていただきます。素晴らしいプレーを期待しています。