ジュリアス・ランドルはカーメロ・アンソニー以来の4試合連続30得点超え
8年ぶりのプレーオフ進出が現実味を帯び始めたニックスは、現地4月18日にホームでペリカンズと対戦し、オーバータイムの末に122-112で勝利し、6連勝をマークした。
先発のRJ・バレットがファウルアウトとなり、100-103とニックスの3点ビハインドで迎えた第4クォーターの残り7.8秒。デリック・ローズがドライブから左コーナーで待機していたレジー・ブロックにパス。ブロックが土壇場で同点3ポイントシュートを成功させて延長戦に持ち込むと、エースのジュリアス・ランドルやローズが攻守でチームを引っ張って接戦をモノにした。
ランドルは33得点5リバウンド10アシスト5スティールを記録し、ニックスの選手では2014年2月のカーメロ・アンソニー以来となる4試合連続30得点超えを果たした。試合後の会見では、34得点9リバウンドを記録したペリカンズのザイオン・ウイリアムソンとのバトルについて聞かれると、「彼をカバーするのは大変だよ」とコメント。また、好調を維持するチームに関しては「今は勝たないといけない時期」と語った。
終盤でブロックの同点3ポイントシュートをアシストした場面について、ローズは「ウチが大事にしていることだけど、誰かが抜けても、その穴を埋められる選手がいる。僕は自分の仕事をしたまでだよ。とにかく全力でプレーして、コートにいた仲間に力をもたらしたかった」と答えた。
また「チームの成長を実感しているか?」という質問には「もちろん実感している。でも、僕たちは目の前の試合、練習に集中しないといけない。まだまだレベルアップできる。僕たちはお互いを支え合っている。先ほども言ったように、誰かが倒れても違う選手が穴を埋められる」と語った。
同じく6連勝中のセルティックスは東カンファレンス5位で、ニックスは0.5ゲーム差の6位につけている。シーズン開幕前の予想を良い意味で裏切り躍進しているニックスは、東の『ダークホース』になりつつある。