カイリー・アービング

「誰かを『くだらない連中』呼ばわりするのは敬意を欠く行為だ」

NBAは、メディアとの会見に出席拒否したネッツのカイリー・アービングと球団に対し、罰金処分を科した。

アービングは会見に出席する代わりに声明を発表し「今シーズンの目標は、コート内外での仕事で自分を見せること」とシーズンにかける意気込みを示したが、直後にInstagramのストーリーで「くだらない連中と話をする気もない。自分が意識を向けていることの価値の方がずっと上」とメディアを批判。

この行動にはキャバリアーズ時代のチームメートであるケビン・ラブも失望したようで「敬意を欠く行為」とコメントしている。「カイリーの行為に関して言っておきたい」とリポーターの前で語り始めたラブは、その胸の内を明かした。

「僕は、どの男性、女性からも学ぶことがあると思っている。僕にとっては、人と接することで好奇心が生まれる。恐怖に感じることもない。僕は偏見なんてないし、これは嘘偽りのないこと。これが僕の考えで、誰かを『くだらない連中』呼ばわりするのは敬意を欠く行為だ」

「カイリーの出自に関しては分かっているし、彼が多くの人に影響を与えられる存在ということも分かっている。自分の発言で分断する気はないし、僕はカイリーが大好きだ。でも、彼は変わってしまった。何があったのかは分からない」

ネッツは、現地13日に行われるプレシーズンゲームでウィザーズと対戦する。渦中のアービングがメディアの前で何かを語るかに注目が集まる。