ウォリアーズはリスクを背負ってでも優勝を狙う
ウォリアーズがサンダーのケリー・ウーブレイJr.を獲得に動いていると報じた。ウォリアーズは来シーズンのサラリーキャップを超えているが、保有している1720万ドル(約18億円)のトレードエクセプションでウーブレイJr.のサラリー1440万ドル(約15億円)をカバーできるという。
ウーブレイJr.は昨シーズンにはサンズで56試合に出場し、平均得点はキャリアベストの18.7点、6.4リバウンド、フィールドゴール成功率45.2%を記録。つい数日前にクリス・ポールを軸とするトレードでサンダーへ移籍したばかりだった。
ウーブレイJr.獲得のニュースが飛び込んできたのは、ウォリアーズがクレイ・トンプソンのアキレス腱断裂で新シーズンの全休が発表された直後のこと。トンプソンの代わりを務められる選手はいないが、ウーブレイJr.はオフェンス面での貢献が期待される。
『ESPN』によると、ウォリアーズのラグジュアリータックスは1億3400万ドル(140億円)にまで増える可能性がある。新型コロナの影響で収益面で大打撃を受けることは間違いないが、球団は財政的なリスクを背負ってでも優勝を狙う決断をした。
ウーブレイJr.はステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズ、そしてルーキーのジェームズ・ワイズマンのスターティングラインナップに加わる働きが求められる。トンプソンの再びの戦線離脱は大きな痛手だが、ステフとグリーンが今まさにキャリアのピークにあるウォリアーズに立ち止まっている時間はない。