秋田ノーザンハピネッツ

オフェンスリバウンドで24-5と圧倒

秋田ノーザンハピネッツvs横浜ビー・コルセアーズの対戦。秋田は突き放す機会を逸し苦戦したものの、勝負どころで制空権を支配することでビッグプレーを連発し、70-68で逃げ切った。

横浜のレジナルド・ベクトンが開始3分弱で2ファウル、秋田のカディーム・コールビーも開始4分で2ファウルと、ともに大黒柱がファウルトラブルに陥った。それでも、激しいディフェンスを持ち味とする秋田が主導権を握る。前半だけで13個ものターンオーバーを誘発するなど、横浜に簡単にオフェンスを展開させなかった。さらにオフェンスリバウンドでも13-4と圧倒。シュート精度に苦しんだがポゼッション数で大きく上回り、32-27と秋田が前半をリードして終えた。

だが、後半に入ると、横浜の時間が訪れる。森井健太が秋田のプレッシャーディフェンスに慣れ始め、ダブルチームをかいくぐってオフェンス優位な状況を次々と作り出す。パトリック・アウダが森井に合わせ、ランニングプレーから連続得点。さらにアキ・チェンバースが2本の3ポイントシュートを決めきり、逆転して最終クォーターへ突入した。

拮抗した展開が続いたが、秋田は残り2分の場面でビッグプレーが飛び出す。中山拓哉が2本目のフリースローを沈め2点差に詰め寄った直後、前線から当たり5秒バイオレーションを獲得。これで得たポゼッションで古川がロング2ポイントシュートを沈めて同点に追いつく。その後、セカンドチャンスから古川が再び3ポイントシュートを沈めて逆転に成功した。

秋田はシュート精度が上がらずに突き放すタイミングを逸したが、オフェンスリバウンドで24-5と圧倒し、セカンドチャンスポイントで19-6と大きく上回ったことが勝利に繋がった。古川はフィールドゴール17本中4本の成功と苦しんだが、クラッチタイムでのシュート成功は大きな価値があった。

秋田は連敗を3で止めるとともに、うれしいホーム初勝利となった。横浜はファウルアウトしたベクトンが13分の出場に留まり、インサイドを支配されたことが響いた。明日の第2戦ではベクトンのファウルマネジメントが勝敗を左右しそうだ。

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