信州ブレイブウォリアーズ、B1を戦い抜くカギを握る大崎裕太「B1は本当に1ミリも気が抜けない」

信州ブレイブウォリアーズ、B1を戦い抜くカギを握る大崎裕太「B1は本当に1ミリも気が抜けない」

2020/10/11
大崎裕太

「自分たちの時間が圧倒的に短すぎました」

信州ブレイブウォリアーズは昨日の宇都宮ブレックスとの初戦に敗れ、開幕3連敗を喫した。

試合後の会見で、指揮を執る勝久マイケルは「内容の悪い試合になったので非常に残念」と、点差以上に遂行力が低かったことに対して怒りを露わにした。この試合でターンオーバーを0に抑え、10得点2アシストを挙げた大崎裕太も「宇都宮さんに対して準備してきたことができなくて、これだけの差がついて負けてしまった」と、遂行力の悪さを敗因に挙げた。

点を取り合うバスケットボールにおいて、テニスのようにラブゲームが起きることはなく、いかに確率の悪いシュートを打たせるかがディフェンスでは求められる。その中でマッチアップする選手の得意、不得意なプレーを見極めることが重要だが、そうしたプレーの取捨選択が全くできていなかったと言う。

「宇都宮はシューターがたくさんいて、ドライブが得意な選手もいます。ドライブが得意な人に3ポイントシュートを打たせて、3ポイントシュートが得意な選手にドライブをさせるように守ろうとしていたんですけど、マッチアップが代わる中でその特徴をとらえきれずに得意なプレーを許してしまいました」

また、外国籍選手が合流できておらず、不利を承知でインサイドの守りを徹底しようとしたが、オフェンスリバウンドを21本も許した。「みんなでファイトしてチップしたり、そのルーズボールを取る準備をしてきたんですけど、取り切れずにセカンドチャンスを何度も与えてしまった」

大崎が言うように、ガード陣が飛び込んでチップするシーンは何度か見られたが、そのセカンドボールをフォローする選手がおらず、数的不利な状況で速攻を食らうなど悪循環に陥っていた。

ただ、すべてが悪かったわけではなく、3ポイントシュートに活路を見い出し、食らいついていく場面も見られた。だが、大崎はその時間が少ないと感じ、そこがB1とB2の差だと言う。「自分たちのバスケができている時間は守れたり、得点にも繋がったんですけど、その時間が圧倒的に短すぎました。そこがB1とB2の違いというか。本当の強豪はノーマークは絶対に決めるし、徹底していないと点を取られる。ボール一つもらうにも苦労しますし、徐々に差が出ました」

大崎裕太

バウンスバックを再現できるか?

以前、勝久ヘッドコーチは「西山(達哉)、大崎、(栗原)ルイスがサイズとフィジカルがある選手を相手に、B1レベルのピック&ロールをやれるかが非常に大事になります」と語っていた。大崎は今シーズンで勝久バスケ3年目となり、「新加入選手よりもコーチのバスケットを理解しているつもりですし、誰よりも理解していないといけないと思っています。質を高めてそれをプレーで証明したい」と意気込んだ。

まだ3試合を終えただけだが、勝久ヘッドコーチも大崎ら3人のガード陣がこの先通用する手応えをつかんでいる。「3人ともミスはありますけど、やればやるほどできるようになっていく手応えは見えています。頭が非常に良いですし、経験を積めばできると思っている。そして、ピック&ロールは彼らのスキルだけではなく、合わせ方だったり周りも成長しなきゃいけません。頭も良いし、スキルもあるので、絶対B1でもピック&ロールをうまく遂行できると思っています」

秋田ノーザンハピネッツ、宇都宮と、いきなりBリーグ屈指のディフェンスチームと対戦した大崎。「フィジカル面もそうですし、体力の消耗もそうです。一つのミスから一気にやられるし、本当に1ミリも気が抜けません。もちろん想像はしていましたが、本当にタフなリーグだなって、思っていた以上に感じました」と、B1の洗礼を受けた。

だが、早い段階でトップクラスの守備力を経験できたことはチームにとっても、大崎自身にとっても良い経験となったはずだ。秋田との第2戦では前日に大敗したとは思えないパフォーマンスを披露しただけに、この後の第2戦もバウンスバックに期待したい。

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