入国後は14日間の隔離が必要も、特例として許可が出る
Bリーグは今日、『外国籍選手等に関する新規入国拒否の条件付きでの入国について』の声明を発表した。
これは外国籍選手およびコーチ、スタッフの入国を認めるというもの。これまでバスケに限らず、外国人のスポーツ選手の出入国は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から入国拒否が適用されていた。在留資格を持つ選手(昨シーズンにビザを取得していた選手)はすでに入国できていたが、ビザ取得の実績がない選手、契約満了後にビザの有効期限が切れた選手については入国が認められていなかった。
今回、東京オリンピックの種目であり、かつ受け入れ団体の新型コロナウイルス感染症にかかる防疫措置が確認されれば、オリンピックに向けた準備に資するとの公益性があるとして、Bリーグの選手、コーチは特例として入国が認められることになった。
島田慎二チェアマンはこれを受けて、次のようなコメントを発表している。
「この度、スポーツ庁より外国籍選手等の新規入国に関して、条件付きでの入国が認められる旨、ご連絡をいただきました。入国後の待機期間などを考えると、開幕に間に合うことが確約されたわけではありませんが、このような処置をいただいたことは我々に取って大きな一歩と言えます。スポーツ庁の関係者の皆様、その他ご尽力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます」
「B.LEAGUE は先日公開した『新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン』に基づいた運営を行い、また定期的な新型コロナウイルス感染症に関する B.LEAGUE 統一検査を実施するなど、厳格な感染症対策を行い、ファンの皆様が安心してご観戦いただけるよう努めてまいります」
これでBリーグに所属する全選手、コーチの入国が可能となった。それでも現地出発72時間以内での検査、また入国後は14日間の隔離が必要となる。今からすぐ入国したとしても、チームに合流して実際に活動ができるのは開幕直前。そのほとんどは新外国籍選手で、チームに適応するための時間はほとんどない。しかし、これまではいつ入国できるか全く分からなかっただけに、これは島田チェアマンのコメントどおり「大きな一歩」だ。