全体10位で指名されたメイカーがチームに迎え入れられるまで
NBAドラフトから約1カ月が経過した。注目のルーキーたちは早くもサマーリーグ戦に出場し、来たるNBAデビューに向けてコンディションを高め、チームへの順応に努めている。
ドラフト全体10位でソーン・メイカーを指名したバックスが、ドラフト前のワークアウト、ドラフト当日、指名後の様子を収めた動画を公開した。
Here's the Thon Maker Draft Night All-Access video they are talking about on @ESPN right now. #OwnTheFuture https://t.co/yvHYUdxCLT
— Milwaukee Bucks (@Bucks) July 14, 2016
ドラフト前のワークアウト。215センチ105キロと体格に恵まれたスーダン出身のメイカーは、ヘッドコーチのジェイソン・キッドとフロントに好印象を与えた。そして迎えた6月23日、バックスは熟慮の末、メイカーの指名を決断する。動画には、指名する選手を決める直前にメイカーの才能について話し合う緊迫した様子も収められている。
指名直後、バックスはメイカーに電話を入れ、「チームに迎え入れられることを興奮している」と伝えた。バックスの帽子をかぶったメイカーの表情からは、NBAへの扉が開かれた現実に興奮を隠せないことが伝わってくる。
ミルウォーキーにやって来たメイカーは、記者会見に応じ、7番のジャージーを着て写真に収まり、正式にバックスの一員となった。
ケビン・ガーネットに近いタイプと評価されているメイカーが加わったバックス。来シーズンからはヤニス・アデトクンボをポイントガードとして起用するというプランもあると言われているだけに、身体能力の高い選手でロスターを構成しようとする意図が見て取れる。
キッド体制での3年目となる新シーズン、若手を中心とするバックスが面白い存在となるかもしれない。