バム・アデバヨ

「 このチームはどんな相手にも戦える 」

ヒートはエースのジミー・バトラーが欠場したが、出場した9人全員が4得点以上を挙げ、粘るセルティックスを振り切り112-106で勝利した。

前半で2桁リードを奪い、試合は終始ヒートのペースで進んでいった。セルティックスのケンバ・ウォーカーに連続で3ポイントシュートを決められ、最終クォーター残り13秒で3点差に迫られたが、アンドレ・イグダーラとダンカン・ロビンソンがファウルゲームで得たフリースローを沈め逃げ切った。

ヒートのヘッドコーチ、エリック・スポールストラは「多くの選手が素晴らしいプレーをしてくれた。2、3人の選手が活躍するだけでは足りない。何人もの選手が良いプレーをして、48分間継続してくれないとね」と試合後にコメントした。

ここまでセルティックスに2連敗を喫していただけに、3連敗を避けたこの勝利の価値は大きい。21得点12リバウンドで勝利に貢献したバム・アデバヨもこの1勝には大きな意味があると考えている。

「3連敗するのではなく、『このままじゃ終われない。自分たちの力を証明しなきゃいけない』と思っていた。以前から言っているように、このチームはどんな相手にも戦える。ジミーがいたらもっと戦えるはずだ」

バトラーは先日のラプターズ戦後から右足首に痛みがありこの試合を欠場。ヒートはアデバヨの他にもダンカン・ロビンソンが21得点、ゴラン・ドラギッチが20得点、ケリー・オリニクが15得点、タイラー・ヒーローが11得点を記録するなど、チーム全員でバトラーの穴を埋めた。

東カンファレンス4位に浮上したヒートは次戦で1位のバックス、10日、に5位のペイサーズとの2試合を残している。3チームが2.5ゲーム差以内でひしめき、どの順位でプレーオフに進むかはシーディングゲームが終了するまで分からない。