「自分の経験をしっかり選手に伝えていきながら」
Wリーグ、シャンソン化粧品Vマジックが鵜澤潤がアシスタントコーチに就任したことを発表した。
鵜澤は日体大出身、38歳のパワーフォワード。Bリーグ開幕を名古屋ダイヤモンドドルフィンズで迎え、2017-18シーズンからの3年を新潟アルビレックスBBでプレーした。キャプテンとしてコート内外で新潟を支えてきた鵜沢は昨シーズン終了後に引退を表明。「今後は指導者の道へ進んで行きたい」と語っていたが、早くもその思いが現実となった。
鵜澤はアシスタントコーチに就任した経緯をこのように説明している。「今年、引退を決意しましたが僕自身、指導者の道に進みたいと考えていたところにお誘いをいただきアシスタントコーチとしてお手伝いさせていただくことになりました」
また鵜澤は日本人ビッグマンとして培ってきた多くの経験をチームに還元したいと考えている。「自分は4番5番選手として長年、外国人と戦ってきたということが自分の中では大きな経験だと思っていますし、同じポジションでリーグを代表する選手を間近で見てきたということも大きな財産だと思っています。指導者は経験だけでは出来ないと思いますし、これから学ばなければいけないこともたくさんあると思いますけど、まずは自分の経験をしっかり選手に伝えていきながらステップアップさせてあげられるように指導はしていきたいですね」
2019-20シーズンのWリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月23日の試合をもって打ち切りとなり、優勝チームなしに終わった。シャンソン化粧品は9勝7敗の6位でシーズンを終えている。今オフには本川紗奈生、谷村里佳と中心選手が移籍し、チームは大きく変わろうとしている。ここにBリーグでの経験豊富な鵜澤が何をもたらすのか、楽しみにしたい。