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今シーズン24回目のトリプル・ダブルをマーク

ラッセル・ウェストブルックの2シーズン連続平均トリプル・ダブル達成の可能性は、まだ消えていない。

ウェストブルックは、4月1日のペリカンズ戦で26得点15リバウンド13アシストを記録。今シーズン24回目のトリプル・ダブルをマークし、109-104での勝利に貢献した。ウェストブルックが史上初の快挙を成し遂げる条件は、残り4試合で48リバウンドを記録すること。それができれば、ウェストブルックの年間リバウンド数は791になり、平均10.0リバウンドに到達する。

今シーズンのサンダーは、開幕からポール・ジョージ、カーメロ・アンソニー、ウェストブルックの能力を最大限に生かす方法を試行錯誤してきた。今年に入り、最適なバランスを見いだしたかと思われたが、アンドレ・ロバーソンが今シーズン終了となるケガで離脱したことでバランスが崩れた。

その結果、と言うべきかどうかは難しいが、最終的にはウェストブルックがシーズンMVPを獲得した昨シーズンに見せた、すべてを一人でこなす『ビースト・モード』を発動。3月の6連勝中5試合連続でトリプル・ダブルを決めるなど、ここぞという場面で圧倒的な『個』の力を発揮し、チームに勝利をもたらしている。

西カンファレンス5位のサンダーは、残り4試合でウォリアーズ、ロケッツ、ヒート、グリズリーズと強敵との対戦が続く。まだプレーオフ進出が確定していないため予断を許さない状況に変わりはない。ただ、ホームコート・アドバンテージを得られる4位に浮上する可能性もあることを考えれば、ラスト4試合でも『ビースト・モード』のウェストブルックが見られるはずだ。

昨年に続いて平均トリプル・ダブルという異次元のスタッツを残せるかどうか、残り4試合でのウェストブルックのリバウンド数から目が離せない。