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ポール・ミルサップが助言「チームの顔になるべきだ」

得点とリバウンドだけではなく、パススキルと視野の広さもガード並のニコラ・ヨキッチは、『進化系ビッグマン』の代表格。センターながらトリプル・ダブルもマークできる万能タイプであり、ナゲッツの未来を背負って立つ存在だ。

そんなヨキッチを今シーズンから間近で見るようになったポール・ミルサップは、ヨキッチの能力を高く評価すると同時に、今後はエースとしてチームを引っ張るには意識改革が必要だとも説く。ミルサップは『Denver Post』にこう語る。「彼は控え目な性格だね。たまに僕をわざわざ探してパスをすることもある。それが彼という人間だ。しかし、ヨキッチこそチームの顔になるべきだ。彼が多くのプレーをやりやすくしてくれる。俺は彼を助けるためここに来た。可能な限り支えるよ」

周囲に合わせるチームプレーも大事だが、実力から言ってもヨキッチは次のステップに進む必要がある。つまり、33歳のミルサップに任せきりになるのではなく、自らリーダーシップを発揮すべき時期を迎えたということだ。ヨキッチは1995年生まれの23歳、まだNBAキャリア3年目と若いが、ホークスでリーダーを務めたミルサップから学び、選手としての殻を破ることができれば、名実ともにリーグトップクラスのビッグマンへの道がひらける。ミルサップも新世代を代表するヨキッチに喜んでバトンを渡したいと考えているはずだ。