2019年のFIBA U20欧州選手権でMVPを獲得
イスラエルリーグのマッカビ・テルアビブに所属する19歳のデニ・アブディアが、2020年のNBAドラフトにエントリーした。
203cm95kg、スモールフォワードのアブディアは、2019-20イスラエル・バスケットボール・プレミアリーグで21試合に出場し、平均12.3得点、5.9リバウンド、フィールドゴール成功率55.5%、3ポイントシュート成功率37.5%を記録。国際大会でもイスラエル代表として2019年のFIBA U20欧州選手権に出場し、チーム最多の平均18.4得点の活躍で母国の優勝に貢献し、大会MVPにも輝いた。
NBAドラフトでも上位指名候補と言われているアブディアは『ESPN』の番組で、ドラフトへのエントリーを報告し「次のレベルに進む時期」とNBA挑戦を決めた理由を語った。
サンズのダリオ・シャリッチと比較されることもあるアブディアだが、本人は「誰かと比較されるのは好きではない。選手全員をリスペクトしているけど、僕は僕だ」と主張。19歳とは思えない落ち着いた素振りでこう続けた。「それぞれの選手に個性があって、みんなそれぞれ得意な分野がある。僕はできる限り良い選手になりたい」
近年では、海外リーグでプロ経験を持つ若いインターナショナル選手がNBAで活躍するケースは増加傾向にある。選手としての自分を確立させているアブディアが、どのチームでNBAキャリアを始めることになるのか。また一人、優秀な若手が海を渡り、世界最高峰のリーグに挑む。