古川孝敏

「このチームならもっと上に行ける」

秋田ノーザンハピネッツが古川孝敏との契約が合意に至ったことを発表した。

栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)でBリーグ初年度を迎えた古川は、ファイナルMVPを獲得するなど優勝に大きく貢献し、琉球ゴールデンキングスへ移籍した。琉球でも主力として2シーズンを過ごし、昨年夏に秋田へ加入した。

今シーズンの秋田は古川は出場した30試合中29試合で先発を務め、平均25.3分の出場で8.7得点、2.2リバウンド、1.8アシストを記録。得点だけでなく、フィジカル色の強いディフェンスを披露し、精神的支柱としてチームを支えた。

古川はクラブを通してこのようにコメントしてる。「3年契約ということで2020-21シーズンも秋田でプレーさせていただきます。1シーズン秋田で戦ってみて、このチームで勝ちたいと強く思いますし、このチームならもっと上に行けるということを実感しています。チームが勝つために、更に良くなるために今自分にできること全てをチームに捧げたいと思います」

今シーズンの秋田は上位チームからも勝ち星を挙げるなど、激戦の東地区にいながら勝率5割弱をキープ。21試合を残し、チームのB1での最多勝利数を更新するなど、全員バスケが効果を発揮した。

秋田は先日、チームの主力だった中山拓哉とニカ・ウィリアムスの自由交渉リスト入りを発表している。中山とは引き続き交渉を続けていくとのことだが、古川の契約更新はファンにとっては一安心といったところだろう。