ダドリーの意見に賛同する選手も
レイカーズのベテラン、ジャレッド・ダドリーは先日リーグが発表した練習施設の利用再開の決断に対して苦言を呈した。
NBAは自宅待機命令が緩和された都市にある球団に限り、5月1日から練習施設の利用再開を認めると発表。これによって選手は個人練習であれば自分の意志で施設を利用できることになる。一方で、厳しい外出規制が課せられている都市にある球団は施設を開放することはできない。
今回のNBAの決断は地域差が生まれるため不公平だとダドリーは主張する。地域によって施設を利用して練習できるチームとそうでないチームが出てきてしまうからだ。ダドリーはリーグの判断への率直な感想をTwitterに投稿した。
「これは一筋縄ではいかない。自宅待機命令が6月まで続けば、一部のチームは他のチームと比べて1カ月も長く練習施設を使えることになる」
NBAの判断に疑問を持っている選手はダドリーだけではない。ネッツのウィルソン・チャンドラーやブルズのサディアス・ヤングもダドリーの意見に賛同した。
ダドリーの所属するレイカーズの本拠地ロサンゼルスや現在新型コロナウイルスのパンデミックの影響を最も受けているニューヨークなどの大都市はロックダウンがこの先しばらく続くと予想される。ロックダウンが終わらなければ、その都市にあるチームは施設を選手に開放できない。しかも、利用開始がいつになるのかも未だに不透明な状況だ。
ダドリーの言うように条件付きでの練習施設の再開は一部のチームに有利に働くかもしれないが、なんとかしてシーズン再開を目指そうというNBAの姿勢も理解できる。ただ、最優先は選手やファンの健康であり、それが確保されなければ練習は再開できてもシーズン再開は難しいだろう。
This is very tricky… if this stay home order goes to June and some teams have a month access over others at their practice facility ???♂️ https://t.co/YCNOLfDQ5Z
— Jared Dudley (@JaredDudley619) April 26, 2020