「絶対に優勝したいんです」

京都ハンナリーズは5月26日、伊佐勉ヘッドコーチとの2025-26シーズンにおける新規ヘッドコーチ契約を締結したことを発表した。

沖縄県出身、現在56歳の伊佐は地元の琉球ゴールデンキングスでアシスタントコーチを務めると、2013-14シーズンにヘッドコーチに昇格し、その年のbjリーグ優勝を成し遂げた。2017-18シーズンにサンロッカーズ渋谷のアシスタントコーチに就任し、翌シーズンの途中にヘッドコーチへ昇格した。2022-23シーズン途中でSR渋谷を退団すると、2023-24シーズンから福井ブローウィンズの初代指揮官に就任。クラブ創設初年度でB2に昇格させると就任2年目の今シーズンは32勝28敗の成績でワイルドカード上位としてB2プレーオフに進出。しかし、昇格をかけたクォーターファイナルでライジングゼファー福岡に敗れ敗退、5月11日に福井との契約解除が発表されていた。

スローガンでもある『共に、登る。』に共感した伊佐は「社長が掲げる『日本一のクラブ』という目標を実現するためにベストを尽くす」と意気込んでいる。GMを兼任する松島鴻太社長も、「『絶対に優勝したいんです』という伊佐さんの言葉に、ハングリー精神と高い志を感じた。今のハンナリーズに必要なのはそのマインドだ」と厚い信頼を寄せ、「琉球でウイニングカルチャーの礎を創り、様々な実績を残されてきたリーダーがハンナリーズのスタイル・カルチャーを構築し新たなステージへと導いてくれることを確信しています」と伊佐ヘッドコーチとともに日本一を目指す姿勢を表明した。