キャプテン辻直人「チームはまだまだ上を目指します」

5月24日、群馬クレインサンダーズは『ファンフェスト2024-25』を開催した。ファンフェスと同時開催で、選手からサインがもらえて2ショット写真が撮れる『応援感謝祭2024-25』や『コラボグルメ』も実施され、選手とファンが交流を深めた。

3403人が来場したファンフェストでは、ロスター12選手が赤城団(藤井祐眞、ケーレブ・ターズースキー、ヨハネス・ティーマン)、榛名団(コー・フリッピン、八村阿蓮、細川一輝)、浅間団(辻直人、マイケル・パーカー、淺野ケニー)、妙義団(トレイ・ジョーンズ、野本建吾、菅原暉)の4チームに分かれた運動会形式で競技を実施し、得点を競った。

4チームごとに客席が区画分けされ、無料でチームカラーのTシャツがファンに配布されて、各々のチームを応援。辻の実兄である辻大地がイベントMCを務めて、会場を盛り上げた。

会場全体でのラジオ体操から始まり、障害物リレー、玉入れ、借り人競争、綱引きの4種目が行われた。特に盛り上がりを見せたのが、借り人競争。他の競技と違い、他チームから得点を奪えるシステムだったため、どこのチームから得点を奪うかで歓声が多く飛び、得点を奪われたチームからは大きなブーイングが沸いた。

最終競技の綱引きでは、たくさんの子どもが参加した熱戦の末に赤城団が勝利。この競技の勝利チームは大量得点が獲得できる理不尽ルールで、赤城団が優勝してファンには表彰状が配られた。

この日、ケガで半数の競技にしか出場できなかった淺野は終始イジられ役に徹して会場を沸かせた。この日のMVPと言える活躍に淺野は「10点満点で15点の出来ですね(笑)。直人さんが『行け!行け!』と背中を押してくれたので、やれることはやったのかなという気持ちです。ファンイベントが初めてだったので分からないこともありましたが、楽しむことができて良かったです」と笑顔で振り返った。

ファンフェスタの最後は、選手一人ひとりが会場のファンにメッセージを送った。チームのキャプテンを務めた辻は「今シーズン、チームは大きな一歩を踏めました。毎回ホームゲームを満員で埋め尽くしてくれた皆さんに感謝しています。チームはまだまだ上を目指しますし、今シーズンの悔しさは必ず来シーズン晴らします。記憶に残るシーズンとチームメートたちでしたので、皆さんも悔しさを忘れないで、来シーズンも全力で応援してください」と締め括った。

今シーズンの群馬のチームとしての活動は、このイベントで最後となった。なお、イベントの様子はクラブの公式YouTubeチャンネルで後日公開される予定だ。