ラウリー「特別なジャージーを額に入れて飾りたい」
12月25日に行われる『クリスマスゲーム』は5試合。セブンティシクサーズ対ニックス、キャバリアーズvsウォリアーズ、ウィザーズvsセルティックス、ロケッツvsサンダー、ティンバーウルブズvsレイカーズと好カード目白押しで、クリスマスの夜のNBAファンを楽しませる。
ここに登場するかどうかがNBAの人気、注目度の高さの一つの指標でもあり、選手やチームにとって、クリスマスの夜に試合をすることは目標の一つ。そして今回取り上げるラプターズは、ここ4シーズン連続して東カンファレンスのトップ4に入り、年間48勝以上という好成績を残しているのだが、2001年以降クリスマスゲームから遠ざかっている。
これに黙っていられなかったのが、ラプターズのダブルエース、デマー・デローザンとカイル・ラウリーだ。2人には東の強豪に相応しい実績を残してきた自負がある。『The Undefeated』に2人はこう主張している。
デローザンは言う。「ため息しか出ないよ。俺は以前からクリスマスにプレーしたいって言ってるんだけど、今年もかよ……って感じだ」
ラウリーも同調する。「俺はクリスマスゲームに出場したことがないんだ。家族と一緒にクリスマスを過ごせるのは幸せだけど、やはり選手としては一度ぐらいクリスマスゲームを経験したい。どうしてラプターズが含まれないのか、『なんで?』と思ってしまうよ」
全米で生中継されるクリスマスゲームのカードは、チーム人気、注目度、これまでの視聴率などが絡んで決まると言われている。今シーズンで言えば、キャブズvsウォリアーズという昨シーズンのNBAファイナルのリマッチは文句なし。ジョエル・エンビードやベン・シモンズを含む勢いのあるシクサーズ、ロンゾ・ボールという注目選手を得たレイカーズ、カイリー・アービングが加入したセルティックスの試合が組まれた。
実力的に言えば、ラプターズはどのチームにも遜色ない。あとは、NBAがマーケティング的にラプターズを外せないチームと考えるかどうか、だ。
ラウリーは「クリスマスゲーム用の特別なシューズを履いて、特別なジャージーを着たい。それを、いつか額に入れて飾りたいんだ。その機会をもらいたい」と話すほど、クリスマスゲーム出場を希望している。
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— Toronto Raptors (@Raptors) 2017年12月23日