「試合が終わるまでプレーオフ進出は知らなかった」
3月10日のセルティックスvsペイサーズの一戦は2月の月間MVPジェイソン・テイタムが30得点の活躍を見せ、セルティックスが114-111で勝利した。直近の5試合で4敗と調子を落としていたセルティックスだがロードで貴重な勝利をもぎ取り、6年連続となるプレーオフ進出を決めた。
試合のペースを握っていたのはセルティックスだった。第1クォーター終了時で8点のリードを奪うと、ハーフタイムで9点差、第3クォーター終盤には最大19点までリードを広げ、一方的な展開になるかと思われた。
しかし、第4クォーターに入ってからペイサーズが反撃を開始する。この試合でシーズンハイの27得点をマークしたビクター・オラディポを中心に21-2のランで一気に点差を縮めると、残り3分にはTJ・ウォーレンの3ポイントシュートで104-104の同点に追いついた。
20点近いリードを帳消しにしてしまったセルティックスだが、クラッチタイムのパフォーマンスで上回った。この日20得点のダニエル・タイスの3ポイントシュートで同点に追いつくと、残り49.7秒にはマーカス・スマートがドマンタス・サボニスをかわしてシュートを決めて111-109と逆転し、そのまま逃げ切った。
セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンスはプレーオフで対戦する可能性もあるペイサーズに対し、悪いながらも勝利したことを高く評価した。
「我々には今日のようなゲームが必要だった。3点ビハインドからなんとか勝ちにつなげたことは長期的に見ればチームにとってプラスになる。厳しい戦いに勝ててよかった」
「まだ18試合残っている。プレーオフに出るのは簡単ではない。試合が終わるまでプレーオフ進出が決まったことは知らなかった。我々にはまだまだ改善の余地があり、調子を上げていかなくてはならない。今夜のようなゲームを経験することは重要だ」
Highlights: #Celtics 114, #IndianaStyle 111 pic.twitter.com/dC8ZJ3SGI5
— Celtics on NBC Sports Boston (@NBCSCeltics) March 11, 2020