リーグワーストのオフェンスを改善
29日にブレンダン・レーンの契約解除を発表していた島根スサノオマジックが、今日タイラー・ストーンの獲得を発表した。
アメリカ出身、26歳のストーンは203cm104kgのパワーフォワード。千葉ジェッツに所属していた昨シーズンはチームハイ(リーグ6位)の平均18.3得点を記録し、ベストシックスマン賞を受賞した。千葉との契約満了後はイスラエルリーグのハポエル・ギルボア・ガリルでプレーしていた。
ストーンはクラブの公式ホームページで次のコメントを発表している。
「島根スサノオマジックでプレイすることが待ち遠しいです。今回、素晴らしい機会を与えて頂いた関係者ならびにコーチングスタッフに感謝しています。私自身、熱狂的な島根ブースターと共に戦えることを楽しみにしています。ご声援、宜しくお願いします」
また末松勇人ゼネラルマネージャーは「チームの課題の一つであるFO(ファウルオン)を貰える選手で、攻撃力には定評がある選手です。自ら得点するだけでなく、チームメイトを活かすアシストにも注目してください」とストーンを紹介している。
島根は現在4勝13敗で西地区同率最下位と苦戦が続いている。特にジョシュ・スコット(平均13.7得点)以外、平均2桁得点を挙げる選手がいなく、平均67.6得点(リーグワースト)のオフェンス面の改善が必要だった。そこで白羽の矢が立ったのがストーンだった。3ポイントシュートも打てるシュートレンジの広さに加え、ペネトレイトから周りを生かすこともできる。またスピードもあり自らボールをプッシュできるので、ファストブレイクポイントの向上にも期待が持てる。
末松GMが「チームにフィットするまでに時間を要することは覚悟していますが、巻き返しを図る為には彼の存在は不可欠です」と言うように、ストーンのパフォーマンスが今後の島根の命運を左右するかもしれない。