写真=B.LEAGUE

「体調不良によりシーズンを戦うことが困難」

栃木ブレックスは今日、長谷川健志ヘッドコーチの退任を発表した。開幕戦でシーホース三河に勝利し、初代王者の強さを引き続き見せたかに思えた栃木だが、その後は5連敗を喫するなど結果が出ず、現在も4勝9敗で東地区最下位と低迷している。

昨年秋まで日本代表のヘッドコーチを務めた長谷川は、今シーズンから栃木を率いることになったが、オフに選手が大幅に入れ替わった戦力のバランスを見いだすのに時間を要していた。体調不良のために10月28日のレバンガ北海道戦から2節連続でチームに帯同していなかった長谷川は、チームに戻ることなく退任することとなった。

その後任にはアシスタントコーチの安齋竜三が昇格。安齋は選手時代に栃木に所属しJBL2、JBLでの優勝を経験。2013年からアシスタントコーチに転身して栃木を支え続けてきた。

「創設からお世話になってるチームのヘッドコーチに就任させて頂くことになり、大変嬉しく思います。良い時もそうでない時もありましたが、どんな時も沢山のファンに支えられて今のブレックスがありますし、このチームを誇りに思います。ブレックスというチームにプライドを持って全員で同じ方向を向いて進んでいけるよう最大限、力を注いで行きますので引き続きご支援、ご声援よろしくお願い致します」という安齋のコメントが発表されている。

安齋が率いた直近の4試合では強敵の千葉ジェッツ、レバンガ北海道を相手に2勝2敗で乗り切っている。復調の兆しを見せ始めた状況で起きたヘッドコーチの交代劇。その栃木は明日、昨シーズンのファイナルを戦った川崎ブレイブサンダースと対戦する。