
試合を決める18-0のランで3ポイントシュート3本成功
現地5月21日、ニックスはキャバリアーズとの第2戦を109-93で勝利した。立ち上がりはビハインドを背負ったものの、3ポイントシュートに当たりが来なかっただけで良いチャンスは作れていた。第1クォーター後半に追い付くと、第3クォーター序盤から18-0のランを見せ、終盤も危なげない試合運びで勝利をモノにした。
ジェイレン・ブランソンは19得点14アシストを記録。プレーオフに入ってカール・アンソニー・タウンズにプレーメークを託す場面が増えていたが、このシリーズでは彼が再びボールを持ち、ジェームズ・ハーデンを攻めるところからズレを作り出している。
また、プレーオフに入ってから今一つ調子の上がらなかったジョシュ・ハートが、この試合でゲームハイの26得点と素晴らしい働きを見せた。キャブズのディフェンスはブランソンにダブルチームを送る代償としてハートのアウトサイドを捨てた。これに対して彼は5本の3ポイントシュートを決めてみせた。
第1クォーター、良いチャンスを作りながら決めきれなかった象徴がハートだった(3ポイントシュートは3本放って成功なし)。「コーチに協力してもらってかなり打ち込んできたから『まだ決まらないのか』と腹が立ったよ。でも、打ち続けるしかないのは分かっていた」と彼は言う。
マイク・ブラウンはハートについて「選手を理解するには時間はかかるが、ウォリアーズでアンドレ・イグダーラと一緒だった経験が役に立った。この2人はスタッツには表れない小さなプレーを積み上げる点で共通していて、コーチとしては型にはめたくなるが、データや理屈は抜きで自由にプレーさせたほうが上手くいく」と、彼らしい表現で信頼を示した。
ハートは「イグダーラと比べられるのは光栄だね」と言い、「データは酔っ払いにとっての街灯みたいなもので、寄り掛かることはできるが家には運んでくれない、という言葉がある。結局は試合の流れをつかんで自分でやるしかないんだ」と、ビラノバ大での恩師であるジェイ・ライトの言葉を引用して、隣にいるタウンズを「上手いことを言うなあ」と笑わせた。
OH THAT’S HOW YOU FEELIN 3️⃣!?
21 PTS | 4 AST pic.twitter.com/oT0Gd4D1ve
— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) May 22, 2026
ハートは「初戦はデータを収集する意味合いもあったけど、今日はアグレッシブに行きたかった。得点だけでなくディフェンスでもプレッシャーを掛けに行ったつもりだ」と言う。「相手が僕をフリーにするのは分かっていたから、練習でかなりの本数を打ってきたんだ。子供の送り迎えがあるから早朝から練習場に行くわけじゃないけど(笑)、基本に忠実に、フォームが崩れないよう細かい部分に注意して打っている。それが試合での自信に繋がっている」
ブランソンは相手の執拗なダブルチームを無理に打開しにいかず、パスでオフェンスを作り出し、ハートは試合の中でシュートタッチを調整して、第3クォーターの18-0のランの中で3本の3ポイントシュートを決めた。コート内外での強固な友情で結ばれた2人による勝利となった。
残り2分でベンチに下がるハートに、ニックスファンからの大歓声が送られた。好不調の波にかかわらず、どんな状況でもチームのためにベストを尽くす選手への敬意だった。