写真=Getty Images

『モンスター級』アスリートの血を引くサラブレッド争奪戦?

今シーズンNBA史上2人目の『平均トリプル・ダブル』という快挙を達成したサンダーのラッセル・ウェストブルック。西カンファレンス1回戦でロケッツに敗れ、すでにシーズンを終えたが、ウェストブルック家に待望の長男が誕生した。

ウェストブルックはTwitterに「ノア・ラッセル・ウェストブルック、体長50.8cm、体重3.3kg」というメッセージを付け、生まれたばかりの息子の画像を投稿した。

喜ばしい報せに多くのファンが祝福メッセージを返信で送った中、一人だけビジネスライクな返信をした人物がいる。その人物とは、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の男子バスケットボール部ヘッドコーチのジェフ・ボールズ。ボールズは、ウェストブルックの投稿に「Offer」とだけ加えて引用Tweetをした。

他の人物が「Offer」と書いても何のことか見当もつかないだろうが、彼は大学バスケットボール部のヘッドコーチ。つまり、生後間もないノアちゃんに早くも奨学金のオファーを提示したということ。それも、息子の誕生に感動している最中の父親にだ。

それほどウェストブルックの身体能力は規格外だということ。2017年のシーズンMVP最有力候補と見られているウェストブルックは、その活躍が認められ、メディアの投票により決まる2016-17シーズンのオールNBAファーストチームに、ロケッツのジェームズ・ハーデン、キャバリアーズのレブロン・ジェームズ、スパーズのカワイ・レナード、ペリカンズのアンソニー・デイビスとともに選出されている。

ジェフ・ボールズのオファーはもちろんジョークだが、10数年後に我々はこのニュースを思い出すかもしれない。バスケットボールの情熱とアスリートのDNAをウェストブロミッジから引き継いでいるとなれば、それだけで素質としては超A級なのだから。