
富永啓生はゲーム2で、3ポイントシュート成功率77.8%
11月8日から10日にかけてB1第9節が各地で開催された。東地区ではレバンガ北海道が滋賀レイクスとのハイスコアゲームを制して連勝を4に伸ばした。注目の西地区首位争い、長崎ヴェルカvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズは1勝1敗の痛み分けとなった。
滋賀と対戦した北海道はゲーム1を95-83、ゲーム2を108-99で連勝。その活躍の中心はリーグ日本人トップの得点力を誇る富永啓生だ。ゲーム2では富永の代名詞となっている3ポイントシュートが9本中7本成功して25得点の活躍で勝利に貢献した。今シーズンがBリーグ初挑戦となるが、25得点はキャリアハイの数字となり、これからもっと高い数字を打ち出すことを予感させる記録となった。滋賀は連敗となったが、ゲーム2で先発に抜擢された富永と同じ24歳の江原信太朗がキャリア初となる30分超えのプレータイムで3ポイントシュートを7本中4本決め12得点と、こちらもキャリアハイの数字を叩き出した。滋賀にとっては、若手の成長がポジティブな要素となった。
長崎と名古屋Dの首位攻防戦は、名古屋Dがゲーム1を91-96で勝利。残り2分を切るまで我慢の続く試合展開となったが、この試合22得点9アシストの齋藤拓実と、33得点4アシスト3ブロックと攻守にわたって牽引したアーロン・ヘンリーが連続得点を決めて相手を突き放した。ゲーム2では長崎が95-87で借りを返す形に。ゲーム1を欠場した熊谷航が7アシストとゲームをコントロールし、試合開始から高い集中力を見せていたジャレル・ブラントリーもシーズンハイとなる31得点。前日の課題となっていた試合終盤での拮抗した場面でゴートゥーガイとして連続得点を決めて勝利を呼び込んだ。
東地区は宇都宮ブレックスが広島ドラゴンフライズに1勝1敗。島根スサノオマジックに連勝した千葉ジェッツが頭一つ抜け出して首位を独走。西地区では3位から6位の4チームが9勝6敗で並び、依然として混戦状態が続いている。
【B1第9節試合結果】
■11月8日
北海道 95-83 滋賀
秋田 48-81 群馬
横浜BC 86-89 富山
広島 70-84 宇都宮
佐賀 87-82 大阪
A千葉 101-71 川崎
三遠 69-92 琉球
京都 87-80 茨城
長崎 91-96 名古屋D
FE名古屋 85-69 越谷
SR渋谷 83-66 A東京
千葉J 78-64 島根
■11月9日
北海道 108-99 滋賀
秋田 55-76 群馬
横浜BC 107-94 富山
広島 103-76 宇都宮
佐賀 81-83 大阪
A千葉 88-76 川崎
三遠 83-81 琉球
三河 101-72 仙台
長崎 95-87 名古屋D
京都 73-62 茨城
FE名古屋 64-82 越谷
SR渋谷 90-91 A東京
千葉J 96-82 島根
■11月10日
三河 80-74 仙台
【第9節終了時点での順位表】
◆東地区
1位:千葉J(14勝1敗)
2位:宇都宮(12勝3敗)
3位:北海道(11勝4敗)
4位:群馬(9勝6敗)
5位:A東京(9勝6敗)
6位:仙台(7勝8敗)
7位:A千葉(6勝9敗)
8位:越谷(6勝9敗)
9位:SR渋谷(6勝9敗)
10位:横浜BC(5勝10敗)
11位:茨城(2勝13敗)
12位:川崎(2勝13敗)
13位:秋田(2勝13敗)
◆西地区
1位:長崎(13勝2敗)
2位:名古屋D(13勝2敗)
3位:三河(9勝6敗)
4位:琉球(9勝6敗)
5位:広島(9勝6敗)
6位:島根(9勝6敗)
7位:滋賀(8勝7敗)
8位:三遠(7勝8敗)
9位:佐賀(6勝9敗)
10位:大阪(6勝9敗)
11位:FE名古屋(5勝10敗)
12位:富山(5勝10敗)
13位:京都(5勝10敗)