バスケットボール

関東1部昇格と勢いに乗る国士舘大はブロックリーグから

11月8日に全日本大学バスケットボール連盟は、11月29日から12月14日の日程にて開催される『第77回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)』の組み合わせ及び日程を発表した。大会は11月29日からブロックリーグが国立代々木競技場第二体育館でスタート。本戦は12月3日から横浜武道館で開催される。決勝は12月14日に大田区総合体育館で男女ともに行われる。

インカレは全国の地区連盟の推薦などから選ばれた男女各40校が出場する大会。男子はこれまで関東の大学がベスト4を独占してきたが、昨年は第64回大会の近畿大以来となる地方大学の名古屋学院大学がベスト4入りを果たした。女子は第71回大会以降白鷗大と東京医療保健大の2強が続いている。

男子は『関東大学男子バスケットボールリーグ戦』を57年ぶりに制覇した早稲田大に注目が集まる。ビッグマン不在のハイペース&ハイスコアバスケで、1部に復帰した今シーズンに優勝を果たし、インカレでも優勝を目指す。その最初の山場となりそうなのが順当に上がった場合の日大戦。また、入れ替え戦で筑波大を撃破し1部昇格を果たした国士舘大は、レバンガ北海道で活躍した松島良豪がヘッドコーチを務め、その快進撃の立役者となっている。国士舘大はブロックリーグからの挑戦となっており、どこまで駆け上がるか楽しみなチームだ。地方勢では名古屋学院大学が今年も出場、アップセットを今年も起こすことができるか期待したい。

女子は白鷗大が現在連覇中で3連覇を狙って今大会に臨む。その対抗馬として最有力候補なのは東京医療保健大だ。白鷗大の連覇前は東京医療保健大が6連覇を達成し、王朝時代を築いていた。昨年の10月にその王朝時代を築き上げた恩塚亨ヘッドコーチが復帰すると『関東大学女子バスケットボールリーグ戦』では14勝0敗と圧倒的な強さを見せて優勝。王座奪還に死角はない。白鷗大と東京医療保健大の対戦は両者が決勝まで勝ち上がるまで実現しない。大本命の2校が王座を勝ち取るか、はたまた一発勝負のトーナメントでダークホースが現れるのか、開幕が待ち遠しい。

第77回全日本大学バスケットボール選手権大会競技日程PDF