
引退後は佐賀でセカンドキャリアを歩む
佐賀バルーナーズは6月30日、中西佑介が現役引退することを発表した。
京都府出身、現在29歳の中西は192cm89kgのパワーフォワード。近畿大から創設されたばかりの佐賀に加入をして、地域リーグからB3、B2、B1と全てのカテゴリーを経験しながらチームを支えていた。今シーズンは練習生として活動していたが、11月にコールアップを受けてロスター入りをしていた。地域貢献活動など、オフコートでも佐賀のために尽力していた功労者の中西は、引退後もクラブに携わることになっている。
中西はクラブを通じて惜別のコメントを残している「この度、プロバスケットボール選手を引退する事にいたしました。プロとして、佐賀バルーナーズとしての7年間は僕にとってかけがえのない宝物になりました。もっともっとプレイヤーとして、BALNISTAの皆さんの前でプレーしたかったのが本音です。プロの世界に入り、それまで味わった事の無かった壁に何度もぶつかり、怪我や手術で数年単位でまともにバスケが出来ない時期もあり煮え切らない、やるせない気持ちの時もありました。ただそこで1歩踏ん張れる力をくれたのはどんな状況になっても変わらずに応援し続けてくれたファンの皆さまの温かい言葉でした。バスケットボールを始めて23年間、プロとしては7年間と、短い期間ではありましたが、ここまでバスケットボールを好きになれて、続けてこれたのは間違いなく応援してくれたファンの皆さまのお陰です。これまで佐賀バルーナーズとともに中西佑介を支えて下さり本当にありがとうございました」
■佐賀2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年7月1日11時時点)
【継続】金丸晃輔、岸田篤生、富山仁貴、角田太輝、井上諒汰、德川慎之介(東京Uへ期限付き移籍)、山下泰弘、レイナルド・ガルシア、ジョシュ・ハレルソン、チェイス・フィーラー
【退団】アレン・ダーラム、ヨーリ・チャイルズ、狩野祐介(ライジングゼファー福岡に移籍)、モッチ・ラミン(熊本ヴォルターズに移籍)、満原優樹、相原アレクサンダー学
【引退】中西佑介
【新規加入】阿部諒(サンロッカーズ渋谷から移籍)、内尾聡理(ファイティングイーグルス名古屋から移籍)、デイビッド・ダジンスキー(三遠ネオフェニックスから移籍)、タナー・グローヴス(長崎ヴェルカから移籍)、橋本晃佑(ライジングゼファー福岡から移籍)