群馬クレインサンダーズはチャンピオンシップ初出場

B1リーグは4月26日から27日にかけて第35節24試合が行われた。

チャンピオンシップ進出マジック2となった群馬クレインサンダーズは、東地区1位の宇都宮ブレックスと対戦した。第1戦は宇都宮のターンオーバーをきっちりと得点に繋げ、一度もリードを奪われることなく77-61で勝利。ワイルドカード上位のシーホース三河と序列を入れ替えた。

翌日の第2戦も11-0のランで良いスタートを切った群馬は、好調を保ったまま41-28で前半を折り返す。しかし第3クォーター、インサイド陣の得点で徐々に宇都宮に点差を詰められ、第4クォーターに3連続3ポイントシュートで逆転される。その後は一進一退の攻防となったが、同点で迎えた残り1.9秒、トレイ・ジョーンズが3ポイントシュートを決めた群馬が84-81で試合を制した。

群馬のカイル・ミリング ヘッドコーチは試合後、決定打となったジョーンズのプレーを「トレイは群馬のこの5年間の歴史をよく知ってる選手。そういった選手があの場面であのスコアを決めたのはすごく良かった」と振り返った。この勝利により、群馬はチャンピオンシップへの初出場を決めた。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、ホームで三遠ネオフェニックスと対戦。第1戦は前半に31点のリードを奪い、96-81で連勝を9に伸ばしたが、第2戦は18得点13リバウンドのデイビッド・ヌワバをはじめ4人が二桁得点を挙げた三遠が中地区1位の強さを見せ79-64と快勝。怒涛の追い上げで大逆転でのチャンピオンシップ出場を目指した名古屋Dであったが惜しくもおよばず、群馬と三河がワイルドカード枠を獲得した。

第35節の結果により、残り2試合を残しチャンピオンシップに出場する全8チームが出揃った。

【B1第35節(4月26日)の試合結果】
島根スサノオマジック 82-97 琉球ゴールデンキングス
千葉ジェッツ 80-65 秋田ノーザンハピネッツ
滋賀レイクス 97-101 広島ドラゴンフライズ
佐賀バルーナーズ 90-79 大阪エヴェッサ
仙台89ERS 86-73 レバンガ北海道
宇都宮ブレックス 61-77 群馬クレインサンダーズ
越谷アルファーズ 50-60 茨城ロボッツ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 96-81 三遠ネオフェニックス
長崎ヴェルカ 71-87 京都ハンナリーズ
ファイティングイーグルス名古屋 85-76 シーホース三河
アルバルク東京 80-67 川崎ブレイブサンダース
サンロッカーズ渋谷 69-54 横浜ビー・コルセアーズ

【B1第35節(4月27日)の試合結果】
島根スサノオマジック 77-68 琉球ゴールデンキングス
千葉ジェッツ 77-68 秋田ノーザンハピネッツ
滋賀レイクス 95-80 広島ドラゴンフライズ
佐賀バルーナーズ 106-82 大阪エヴェッサ
仙台89ERS 66-73 レバンガ北海道
宇都宮ブレックス 81-84 群馬クレインサンダーズ
越谷アルファーズ 75-74 茨城ロボッツ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 64-79 三遠ネオフェニックス
長崎ヴェルカ 66-79 京都ハンナリーズ
ファイティングイーグルス名古屋 69-85 シーホース三河
アルバルク東京 84-80 川崎ブレイブサンダース
サンロッカーズ渋谷 70-71 横浜ビー・コルセアーズ

【第35節終了時点でのB1順位表】★はチャンピオンシップ進出決定チーム
◆東地区
1位:★宇都宮(46勝12敗)=地区優勝
2位:★千葉J(40勝18敗)
3位:★群馬(38勝20敗)
4位:秋田(27勝31敗)
5位:北海道(20勝38敗)
6位:越谷(19勝39敗)
7位:茨城(14勝44敗)
8位:仙台(11勝47敗)

◆中地区
1位:★三遠(46勝11敗)=地区優勝
2位:★A東京(42勝16敗)
3位:★三河(38勝20敗)
4位:名古屋D(34勝24敗)
5位:SR渋谷(30勝28敗)
6位:FE名古屋(28勝30敗)
7位:横浜BC(24勝34敗)
8位:川崎(17勝41敗)

◆西地区
1位:★琉球(44勝14敗)=地区優勝
2位:★島根(36勝22敗)
3位:京都(31勝27敗)
4位:大阪(29勝29敗)
5位:広島(27勝31敗)
6位:長崎(24勝34敗)
7位:佐賀(22勝36敗)
8位:滋賀(8勝49敗)

◆ワイルドカード
1位:★群馬(38勝20敗)
2位:★三河(38勝20敗)
3位:名古屋D(34勝24敗)
4位:京都(31勝27敗)
5位:SR渋谷(30勝28敗)