「これは通過点。最終到達地点はタイトル獲得なんだ」
ピストンズは敵地でのラプターズ戦に117-105で勝利し、通算成績を43勝34敗としてプレーオフ進出を確定させた。昨シーズンはリーグ最下位の14勝しか挙げられなかったピストンズが、2018-19シーズン以来6年ぶりのプレーオフ進出を決めたことになる。
今シーズンからヘッドコーチを務めるJ.B.ビッカースタッフは、「この位置までチームを引き上げた選手の頑張りは素晴らしい」と語り、躍進の要因をこう語った。「チームの結束では他のどこにも負けない。みんな毎日、情熱を持ってバスケに取り組み、そこにエゴがない。誰かのために犠牲を払うことを厭わない選手ばかりだ」
負け続けていた間にドラフトで有望な若手を集め、2021年のNBAドラフト全体1位指名のケイド・カニングハムがその中心となった。そして今年は経験豊富なベテランが脇を固める体制を作り、チームは飛躍へと至った。
ただ、直近の6試合はカニングハムがふくらはぎのケガで欠場しているが、その間も4勝2敗と勝ち星を伸ばし続けている。現地4月4日のラプターズ戦ではカニングハムに代わるプレーメークをデニス・シュルーダーが担い、シュートタッチが悪く得点は16と伸びなかったが、堅守から自分たちの強みを引き出すマッチアップを作り出す司令塔ぶりを見せてチームを勝利に導いた。
ジェイレン・デューレンはフィールドゴール11本中9本成功の21得点、さらに18リバウンド4アシスト4ブロックと攻守に大活躍。キャリア3年目で初のプレーオフ進出を決めたことを「僕らはいつだって一つにまとまり、自分たちのチームカルチャーを作り、しっかり定着させてきた。それがこの成功に繋がったんだと思う」と語る。
「試合を終えたロッカールームは最高に盛り上がっていたよ。僕らが進んできた道のりは決して平坦じゃなかったから、ここまで来れて大喜びだった。でも、これが通過点に過ぎないことも分かっている。僕らの挑戦はまだ続くし、その最終到達地点はこの街にタイトルをもたらすことなんだ」
ここ数年は下位に沈み、彼らはポジティブな意味での注目を浴びることが少なかった。だからこそデューレンは「僕らの姿を見てほしい」と力を込めて語る。
「これまでは負けてばかりで、僕らのポテンシャルが疑われていても反論できなかった。でも、今は声を大にしてこう言いたい。前進し続ける僕らを見てほしいし、見るべきだとね。本音を言うと、状況を変えるのにもう少し時間がかかるかもしれないと感じていた。でも僕らは今、ここで素晴らしいバスケをやっている。その姿を見てほしい」