ミケル・ブリッジズ

「何よりも100%治すことを優先したい」

ジェイレン・ブランソンは現地3月6日のレイカーズ戦で右足首を捻挫し、いまだ復帰の予定が明らかになっていない。現地3月30日のトレイルブレイザーズ戦を前に、ブランソンが久々にメディア対応を行い、今のコンディションについて説明した。

「毎日リハビリをして、少しずつ良くなっている。復帰のスケジュールは立てずに、この先の数日を見据えて自分の回復状況を確認しているところだ」とブランソンは言う。

「できることはすべてやっているんだ。だいぶ動けるようになったから、君たちには僕を捕まえることはできないと思う(笑)」と、ブランソンにしては珍しくジョークを言って記者たちを笑わせ、こう続けた。

「痛みを感じることもあるけど、常に前日よりも良い状態になっている。思うようにいかずにイライラすることもあるけど、少しずつでも良くなっていることで安心できる。プレーオフの前に復帰して、試合勘を取り戻すことができれば良いけど、何よりも100%治すことを優先したい。実際にどのタイミングで戻れるかはメディカルチームと話し合って決めることになる。これはメンタルの部分も大きく、僕自身が100%でプレーできることに自信を持てるかどうかだ」

ニックスはブランソン中心のチームで、特にクラッチタイムでは彼の勝負強さが不可欠だ。ブランソン離脱後のニックスは6勝5敗と苦戦し、エース不在の影響は大きい。それでもブランソンは「みんな期待に応えてくれているよ」と語る。「チームとして機能しない試合もあったけど、次の試合では修正できている。大事なのは上手くいかないことにどう対応し、どう改善していくかだ。そうやってチームが前進していることが感じられるし、僕もそこに早く戻りたいと思っている」

トレイルブレイザーズ戦では、第3クォーター序盤の最大14点ビハインドから巻き返し、第4クォーターを31-15と圧倒して110-93で勝利した。ミカル・ブリッジズは半月前のブレイザーズ戦でも延長を制するゲームウィナーを決めたが、この試合でも第3クォーターに8得点、第4クォーターに13得点とクラッチ力を発揮し、ブランソンに代わって勝利の立役者となった。

試合後、ニックスを率いるトム・シボドーは上機嫌だった。それはブリッジズがブランソンの穴を埋めたことに加え、チーム全員が戦う姿勢を見せたからだ。シボドーは言う。「多くの選手が活躍してくれたし、特にベンチの選手たちの働きに助けられた。ランドリー(シャメット)は良い場面でシュートを決めたし、KAT(カール・アンソニー・タウンズ)がファウルトラブルになってミッチェル(ロビンソン)の活躍が大きかった。もちろんOG(アヌノビー)、ミカル、ジョシュ(ハート)は試合を通じてずっと戦っていた」

この試合のような戦いぶりで勝っていれば、ブランソンはストレスを溜めることなく落ち着いてリハビリに専念できる。ニックスはシーズンの苦しい時期を迎えているが、チームの雰囲気は決して悪くない。