佐土原遼

5人制初招集もホーバスジャパンにハマる人材

『FIBA アジアカップ 2025 予選 Window3』に挑むバスケットボール男子日本代表チームは、2月20日に中国代表、23日にモンゴル代表と対戦する。フレッシュなメンバーが集められた今ウィンドウでの活躍が期待される選手たちの、これまでの経歴やプレースタイルを紹介する。

■佐土原遼(さどはら・りょう/ファイティングイーグルス名古屋所属/SF/192cm97kg)

神奈川県出身、現在25歳の佐土原遼は、献身的なプレースタイルと多才なスキルセットでFE名古屋を引っ張る若き日本人エース。東海大学付属相模高時代は県大会止まりの選手だったが、東海大に進学後、八村阿蓮(群馬クレインサンダーズ)や大倉颯太(アルバルク東京)ら全国区の同期らと切磋琢磨し、ハードワークを重ねることで成長を遂げ、共に東海大の黄金期を築いた。

佐土原の大きな特徴は、分厚いフィジカルと高いスキルを兼ね備え、攻守にわたって複数のポジションでプレーできる点だ。昨シーズンより加入したFE名古屋では今シーズンはここまで全試合に先発出場し、平均30.34分のプレータイムで12.4得点、3.8リバウンドなどを記録。3ポイントシュートに関連するスタッツも、試投数、成功率ともに昨シーズンより向上している。

2020年に3人制日本代表としてワールドカップ、アジアカップに出場しているものの、5人制の日本代表に招集されるのは今回が初。しかし「フィジカル強化」を明言しているトム・ホーバスヘッドコーチのニーズにピッタリハマり得る可能性の高い人材だ。