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攻守揃ったスター選手の争奪戦が早くもスタート

2月のトレードデッドライン周辺にペイサーズからのトレードが噂されたポール・ジョージがフリーエージェントになるのは、2017-18シーズン終了後。だが、すでに複数のチームが関心を寄せ、争奪戦は始まったも同然の状態にある。

3月22日にTDガーデンで行なわれたセルティックス戦では、選手紹介の際にセルティックスファンがジョージを歓声で出迎えた。これは、セルティックスがジョージの獲得に動くという噂が広まっているからで、ファンからすればリーグを代表するスター選手の加入を歓迎しないわけがない。

とはいえ、セルティックスへの移籍はあくまでも憶測の域を超えない。順当に考えれば、金銭面でも他チームより好条件で契約できるペイサーズとの再契約する可能性が高い。もちろん、ジョージ自身に移籍の意思が強いとなれば、フリートランスファーになるのを防ぐため、ペイサーズが見返りを求めて来シーズン終了までにトレードに出すこともあり得る。

100-109で敗れた試合後、セルティックスファンの反応についてメディアから聞かれたジョージは「みんな、噂を信じているんだろうね」とコメント。続けてペイサーズでの未来については「自分にコントロールできないことに関しては、エネルギーを使わないようにしている。移籍する時はするだろうし、ペイサーのままならペイサーとしてキャリアを続けていくよ」と答えた。

ジョージは、優勝を狙えるだけの補強をチームが進めれば「もちろん残る」と断言している。先日マジック・ジョンソンがバスケットボール部門代表に就任し、ロブ・ペリンカがGMに抜擢されたレイカーズも、早期再建に向け喉から手が出るほどジョージが欲しいはず。

ケビン・デュラントの次に市場に登場する大物フリーエージェント選手であるジョージ。その周辺では、信憑性の有無にかかわらず、今後もありとあらゆる噂が出てくるだろう。今後もジョージ争奪戦の行方を追っていきたい。